診療マル秘裏話    号外Vol.1118 平成30年3月9日作成

作者 医療法人社団 永徳会 藤田 亨




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目次
 
1)一人ひとりに最適な治療を選ぶがんゲノム医療
2)妊婦がサイトメガロウイルス に感染し、その患児の今後
















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 医療界のトピックスを紹介するこのメールマガジンは
1週間に1回の割合で発行しています。もっと回数を増や
して欲しいという要望もあるのですが、私の能力のなさ
から1週間に1回が限度となっています。これからも当た
り前の医療をしながら、なおかつ貪欲に、新しい知識を
吸収し読者の皆様に提供してゆきたいと思っております。
不撓不屈の精神で取り組む所存ですのでどうかお許し下
さい。

 








  
1】 一人ひとりに最適な治療を選ぶがんゲノム医療












 がんの遺伝情報を活用し、一
人ひとりに最適な治療を選ぶ「
がんゲノム医療」について、厚
生労働省の有識者検討会は2月
14日、中心的な役割を担う中核
拠点病院として、国立がん研究
センター中央病院など計11病院
を選定しました。厚労省が近く
正式に指定し、4月からスター
トします。各中核病院がグルー
プを組む連携病院は3月末まで
に決まります。

 がんゲノム医療はがんの原因
となる遺伝子変異を調べ、それ
に合った薬を選ぶ治療法です。

 中核病院の公募には23病院
から申請がありました。専門家
の配置などの要件を満たした17
病院を対象に、遺伝カウンセリ
ングの実績や、患者・家族への
情報提供体制など13項目を評価
しました。点数が上位だった9
病院に加え、空白地域が生じな
いよう、地域性も考慮して2病
院が選ばれました。

 中核病院は、100種類以上
の遺伝子を一度に調べて変異を
突き止める一括検査を実施する
他、治療や研究開発、人材育成
なども手がけます。一括検査は
一部医療機関で自費診療や臨床
研究で行われてきましたが、多
くの中核病院では、4月以降に
順次、入院費など一部に保険が
利く「先進医療」で行えるよう
になる見通しです。

がんゲノム医療について解説し

ている動画です。

 

 

 

 



 線審が先進医療を受けて仕事
に専心した。笑











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2】 妊婦がサイトメガロウイルス に感染し、その患児の今後











 2009年1月、29週で生
まれた神奈川県茅ケ崎市の小学
3年生相原未来さん(9)は母
知子さん(37)のおなかにい
る時に「サイトメガロウイルス」
に感染しました。抗ウイルス薬
による治療で、肝臓の肥大など
の症状は改善しました。動脈管
開存症の手術も受けることがで
き、無事成功しました。

 しかし1歳の時に受けた検査
で、両耳の難聴が分かりました。
この病気で起こる難聴は症状が
進むと聞いていたため、知子さ
んは「このまま耳が聞こえなく
なってしまうのでは」と不安に
なりました。

 未来さんは1歳3カ月でよう
やく退院することができました。
ただ、在宅での酸素吸入や経管
栄養が必要で週2~3回の訪問
看護を受けました。ぜんそくの
症状が出て入退院を繰り返しま
した。

「こんな思いをする人を増やし
たくない。この病気をもっと知
ってほしい」。知子さんは自身
の経験をブログで発信するよう
になった。同じ経験をした母親
らと知り合い、患者会にも参加
しました。

 未来さんは補聴器をつけ、2
歳になると神奈川県聴覚障害者
福祉センター(藤沢市)で週1
回のペースで訓練を受けました。
手話も覚え、少しずつ言葉を発
するようになりました。4歳に
なると在宅での酸素吸入が必要
なくなりました。難聴も少しず
つ改善し、5歳のころには補聴
器を外すことができました。そ
れまでは茅ケ崎市内の児童発達
支援施設に通っていましたが、
小学校は普通学級に通えること
になりました。 言語聴覚士の
訓練を受けて発音も少しずつ良
くなりました。

 同級生に比べると、未来さん
は体は小さく体育の授業で長距
離は走れません。それでも少し
ずつ体力がつき現在バレエ教室
に通っています。 昨年初めて
入院をせずに1年間過ごすこと
ができました。

 「学校で勉強したり、友だち
と遊んだりできて楽しい」と未
来さん。「人の役に立ちたい」
と、看護師になるのが夢という。
知子さんは「いろんな人に助け
られてここまで来られた。その
ことを自然に感じていたのかも
しれない」。

 知子さんにとって未来さんの
今の姿は、病院の新生児集中治
療室で初めて対面した時のこと
を思うと奇跡に思えます。「こ
れからも元気に笑って成長して
いってほしい」。そう願ってい
ます。

妊婦さんのサイトメガロウイル

スの感染予防についての動画で

す。

 

 

 

 



 奇跡の軌跡をたどる。笑












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編集後記


 がんの遺伝情報を活用し、一
人ひとりに最適な治療を選ぶ「
がんゲノム医療」について、厚
生労働省の有識者検討会は2月
14日、中心的な役割を担う中核
拠点病院として、国立がん研究
センター中央病院など計11病院
を選定したのは、喜ぶべきこと
です。 オーダーメイド医療は、
私が研修医の頃から提唱されて
きましたが、その当時は、まだ
絵にかいた餅程度の話題でした。
それが、AIの活用などとともに
中核拠点病院で、行われること
は、いかに医療医学が日進月歩
であるかを物語っていると思い
ます。
 サイトメガロウイルスに感染
した女性が異常に血小板が少な
くなり、点状出血斑などの症状
を引き起こしたという症例が私
の病院勤務時代にありました。
ウイルス感染を証明するには、
少なくとも2回の採血をする事
が必要で、血小板輸血を行うと
ともにいろいろなウイルスを調
べましたが、サイトメガロウイ
ルスだけが陽性で、その他のウ
イルスは陰性でした。この女性
は妊娠しておらず、保育園に勤
める女性だったことから、先行
感染は、保育園の子どもからも
らった可能性が高いと判断しま
した。サイトメガロウイルスの
治療薬であるデノシンを使った
所、跡形もなく治ってしまいま
した。

 先行感染は、独断専行の推測
から推定された。笑












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