診療マル秘裏話    号外Vol.1120 平成30年3月11日作成

作者 医療法人社団 永徳会 藤田 亨




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目次
 
1)ヒトの骨とほぼ同じ組成の人工骨を新たに開発
2)患者さんへの説明など一部業務を他職種に委任
















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 医療界のトピックスを紹介するこのメールマガジンは
1週間に1回の割合で発行しています。もっと回数を増や
して欲しいという要望もあるのですが、私の能力のなさ
から1週間に1回が限度となっています。これからも当た
り前の医療をしながら、なおかつ貪欲に、新しい知識を
吸収し読者の皆様に提供してゆきたいと思っております。
不撓不屈の精神で取り組む所存ですのでどうかお許し下
さい。

 








  
1】 ヒトの骨とほぼ同じ組成の人工骨を新たに開発












 九州大などは2月15日、ヒト
の骨とほぼ同じ組成の人工骨を
新たに開発し、歯科インプラン
ト治療用に国内で、初めて製造
販売が承認された、と発表しま
した。人工歯根とともにあごの
骨に埋め込むと、速やかに患者
さん本人の骨に置き換わるとい
うことです。近く発売されます。

 医療用の人工骨としては、ヒ
トの骨の成分に近い水酸アパタ
イトを使ったものがすでにあり
ますが、骨に置き換わるのに、
時間がかかります。このため、
歯科インプラント治療には本人
の骨を採取して使う必要があり
ますが、高齢者や骨が不足して
いる人は採取できない課題があ
りました。

 九大の石川 邦夫教授(生体
材料学)らは、化学反応を用い
る新製法で、ヒトの骨の7割を
占める炭酸アパタイトを使った
人工骨の合成に成功しました。
九大病院など3施設で22人に行
った臨床試験(治験)で、速や
かに骨に置き換わることを全員
で確認しました。石川教授は「
自分の骨を採取できない人にも、
負担が少ないインプラント治療
の道が広がった」と話していま
す。

魚の鱗から作った人工骨につい

ての動画です。

 

 

 



 祭主から、手術用の骨を採取
する。笑















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2】 患者さんへの説明など一部業務を他職種に委任











 厚生労働省の有識者検討会は
2月16日、医師の負担軽減に向
け、患者さんへの説明など一部
の業務を他の職種に任せるタス
ク・シフティング(業務移管)
の推進を柱とした緊急対策をま
とめました。同省は月内にも、
この対策を医師会や病院団体に
通知し、医療現場での実施を求
めたいとしています。

 医師の働き方改革に関しては、
今後、労働時間の上限規制など
が議論の対象となりますが医師
の健康やワーク・ライフ・バラ
ンス確保のため業務移管を先行
させる格好です。

 緊急対策は、移管される業務
として、(1)薬の説明や服薬
指導(2)入院や、検査手順の
説明(3)診断書などの代行入
力―等を挙げました。

医師からの業務移管の一環とし

て看護師の業務拡大についての

計画が立てられたという動画で

す。

 

 

 

 



 業務移管は、いかんと思う。













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編集後記


 ヒトの骨とほぼ同じ組成の人
工骨を新たに開発し、歯科イン
プラント治療用に国内で、初め
て製造販売が承認されたと発表
したのは、素晴らしい業績です。
人工歯根とともにあごの骨に埋
め込むと速やかに患者さん本人
の骨に置き換わるということは、
セールスポイントの一つである
と思います。従来型の人工骨で
は、患者さん本人の骨と置き換
わるまでに時間がかかるという
ことでした。このため、歯科イ
ンプラント治療には本人の骨を
採取して使う必要がありますが、
高齢者や骨が不足している人は
採取できない課題があったので
すが、新開発の人工骨ではすぐ
に患者さん本人の骨に置き換わ
りますので、この課題はクリア
したものと考えられます。
 厚生労働省の有識者検討会は
、医師の負担軽減に向け、患者
さんへの説明など一部の業務を
他の職種に任せるタスク・シフ
ティング(業務移管)の推進を
柱とした緊急対策をまとめたの
は、偉大な業績です。 医師の
負担軽減に向けて、色々と考え
て頂くのは有難いことだと感謝
しております。しかし、余りに
業務移管が進むと、逆に医師の
能力も減ってしまう結果になら
ないかと危惧しています。例え
ば治療の責任を負っている医師
が、食事療法について何も説明
せず、栄養士さんに丸投げして
いる現状では、がん等の食事に
よって治療成績が左右されかね
ない病気で、食事療法の成否に
よって重大な結果を招く場合は、
大変大きな問題となる可能性が
あります。

 水深20メートルの海中でプロ
ジェクトを推進する。笑
















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