診療マル秘裏話    号外Vol.1150 平成30年4月15日作成

作者 医療法人社団 永徳会 藤田 亨




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目次
 
1)脈絡叢が視交叉上核より堅固な概日リズムを刻む
2)ケニアのナイロビ貧困地区で,結核予防啓発イベント開催
















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 医療界のトピックスを紹介するこのメールマガジンは
1週間に1回の割合で発行しています。もっと回数を増や
して欲しいという要望もあるのですが、私の能力のなさ
から1週間に1回が限度となっています。これからも当た
り前の医療をしながら、なおかつ貪欲に、新しい知識を
吸収し読者の皆様に提供してゆきたいと思っております。
不撓不屈の精神で取り組む所存ですのでどうかお許し下
さい。

 








  
1】 脈絡叢が視交叉上核より堅固な概日リズムを刻む












 理化学研究所(理研)は、マウ
スを用いて、脈絡叢が中枢時計
を司る視交叉上核よりも堅固な
概日リズムを刻むことを発見し
たと発表しました。

同成果は、理研脳科学総合研究
センター精神生物学研究チーム
の内匠透シニアチームリーダー
らの国際共同研究グループによ
るものです。詳細は、英国の学
術誌「Nature Communications」
に掲載されました。

概日リズムは、ほぼすべての生
物に存在する基本的生命現象で
あり、ヒトを含む哺乳類におい
てはさまざまな生理機能を制御
しています。哺乳類の時計中枢
は、視交叉上核と呼ばれる脳内
視床下部に存在する神経核であ
ることが知られています。

今回の研究では、リズムレポー
ターマウスの脳における概日リ
ズムを体系的に調べることによ
り脈絡叢が中枢時計よりも堅固
な概日リズムを刻むことを発見
しました。

また、組織培養系や遺伝子組換
えマウスを用いた実験により、
脈絡叢時計は脳脊髄液の循環を
介して中枢時計に作用し、概日
行動リズムを制御していること
が明らかになったという事です。

中枢時計である視交叉上核時計
よりも堅固な生物時計が脈絡叢
に存在するという発見だけでな
くギャップ結合を制御する薬剤
などにより、中枢時計を介して
概日リズムを操作できる可能性
を示すと研究グループは説明し
ています。

なお、今回の成果を受けて研究
グループは、今後の展開につい
て、最近注目されている睡眠の
意義との関連も期待できるとし
ています。

体内時計について解説している

動画です。

 

 

 

 



 異議を唱えることの意義を知
らしめる。笑












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2】 ケニアのナイロビ貧困地区で,結核予防啓発イベント開催













 3月24日の世界結核デーを前
にケニアの首都ナイロビの貧困
地区カンゲミで3月23日、日本
のNGO が結核予防の啓発イベン
トを開き、地元小学生千人以上
がたこ揚げをしながら、手洗い
やうがいの大切さを学びました。

 主催したのは世界の貧困問題
などに取り組む「日本リザルツ」。
カンゲミ地区で結核の検査施設
の建設などに携わっています。
この地区では、住民1万人当た
り100 人以上が結核患者さんで、
結核がまん延しているケニアで
も特に多いということです。

 「結核をなくそう」と書いた
小さな紙のたこを各自が作って
グラウンドを走り回ったほか、
約3メートル四方の大だこが、
披露されました。

ソニーによる、タンザニアでの

HIV/エイズ啓発活動についての

動画です。

 

 

 

 



 抗疲労の研究成果を披露した。













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編集後記



 理化学研究所(理研)は、マウ
スを用いて、脈絡叢が中枢時計
を司る視交叉上核よりも堅固な
概日リズムを刻むことを発見し
たと発表したのは、偉大な業績
です。組織培養系や遺伝子組換
えマウスを用いた実験により、
脈絡叢時計は脳脊髄液の循環を
介して中枢時計に作用し、概日
行動リズムを制御していること
が明らかになったということで
すから、中枢時計の上流にある
時計であると言えるでしょう。
ギャップ結合を制御する薬剤等
により、中枢時計を介して概日
リズムを操作できる可能性が出
てきたのは、これらの薬剤を通
じて、時差ボケを治すことが、
可能になるということです。ま
た時差ボケだけではなく、極端
な夜型を昼型の生活に戻すとい
うことも可能になるかもしれま
せん。
 3月24日の世界結核デーを前
にケニアの首都ナイロビの貧困
地区カンゲミで3月23日、日本
のNGO が結核予防の啓発イベン
トを開き、地元小学生千人以上
がたこ揚げをしながら、手洗い
やうがいの大切さを学んだのは、
喜ばしいことです。ヨーロッパ
列強の植民地主義の搾取により、
アフリカでは、感染症予防につ
いての意識が低く、結核を始め
とする、たくさんの治療困難な
感染症が蔓延しています。厄介
なことに原因が分からないこと
もあります。原因が結核のよう
に明らかでも、多剤耐性結核菌
による結核を発症するとほとん
どの治療薬が効かず治療に難渋
します。地道に感染予防の啓発
を行うことが、発症率を減らす
近道であると思われます。

 多剤耐性結核菌が大勢を占め
る。笑













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