診療マル秘裏話    号外Vol.1198 平成30年6月10日作成

作者 医療法人社団 永徳会 藤田 亨




★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★












目次
 
1)軽度認知障害が進行性のものかどうかAIが判別
2)エイズウイルスの遺伝子を、ゲノム編集技術を使い壊す















◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

 




 
 医療界のトピックスを紹介するこのメールマガジンは
1週間に1回の割合で発行しています。もっと回数を増や
して欲しいという要望もあるのですが、私の能力のなさ
から1週間に1回が限度となっています。これからも当た
り前の医療をしながら、なおかつ貪欲に、新しい知識を
吸収し読者の皆様に提供してゆきたいと思っております。
不撓不屈の精神で取り組む所存ですのでどうかお許し下
さい。

 








  
1】 軽度認知障害が進行性のものかどうかAIが判別











 認知症の前段階とされる軽度
認知障害(MCI )が進行性のも
のかどうかを脳画像を人工知能
(AI)で解析して判別できるコ
ンピュータープログラムの販売
を始めたと松江市のデータ統計・
分析会社「ERISA (エリサ)」
などが5月18日、発表しました。
早期診断や治療に役立つと期待
されるとしています。プログラ
ムは、滋賀医科大(大津市)が
開発しました。

 MCI は認知機能の低下は見ら
れるが認知症にまで進行してい
ない状態ということです。同社
によると、MCI と診断されてか
ら3年以内に認知症へ進行した
ケースは全体の約3分の1とする
海外の研究データがあるという
ことです。

認知症と早期認知障害について

の動画です。

 

 

 



 定価の低下を期待する。笑
















◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆














2】 エイズウイルスの遺伝子を、ゲノム編集技術を使い壊す












 人間の遺伝子の中に入り込ん
だエイズウイルス(HIV)の
遺伝子を、「ゲノム編集」と呼
ばれる技術を使って壊すことに、
神戸大のグループが成功しまし
た。細胞レベルの実験で、すぐ
にHIV感染者に使うのは難し
いのですが、いまは不可能なH
IV感染の完治への応用が期待
されます。5月18日発表しまし
た。

 HIVは複数の強力な治療薬
を飲むことで増殖を抑えられ、
感染者は糖尿病のような慢性病
の患者のように普通の生活を送
れるようになりました。しかし、
HIVが感染した細胞では、遺
伝子の中にHIVの遺伝子が入
り込んでいて、ウイルス本体そ
のものが消えてもこの感染細胞
は残り続けます。薬をやめると
この細胞がHIVを再びつくり
始めるので、薬を一生飲み続け
なければなりません。

 亀岡正典・神戸大准教授(ウ
イルス学)らは、「CRISP
R(クリスパー)/Cas(キ
ャス)9」という、ゲノム編集
技術でHIVが増えるのに必須
な2種類の遺伝子「Tat」と
「Rev」を壊す道具を作りま
した。培養皿の中で感染細胞に
この道具を働かせると、HIV
の生産をほぼ止めることができ
ました。

 ゲノム編集は、狙った遺伝子
を壊したり、差し替えたりする
技術ですが、たまたま配列の似
た無関係な遺伝子に働くまちが
いが起きると、細胞ががん化す
る恐れなどがあります。今回、
HIVの遺伝子に似た細胞の遺
伝子が傷ついたり、細胞自体の
生存率が下がったりといった悪
影響は見られなかったという事
です。

 亀岡さんは「感染者の体内で、
CRISPR/Cas9のシス
テムをどうやって感染細胞に送
り込むかが今後の課題」と話し
ています。CRISPR/Ca
s9の仕組みをつくった仏米の
科学者2人はノーベル医学生理
学賞や化学賞の有力候補とされ
ています。成果は5月17日付の
英科学誌サイエンティフィック
リポーツに発表しました。

CRISPR/Cas9による

凄すぎる11の技術についている

動画です。

 

 

 

 



 成果は盛夏に発表する。笑














◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆












編集後記




 認知症の前段階とされる軽度
認知障害(MCI )が進行性のも
のかどうかを脳画像を人工知能
(AI)で解析して判別できるコ
ンピュータープログラムの販売
を始めたと発表したのは素晴ら
しい業績です。内視鏡の画像等
をAIで判定させるということは、
なされていましたが、脳画像を
解析して判別するということは、
初耳でした。軽度認知障害(MC
I )の内に治療を始めて認知症
への移行を食い止めることがで
きれば、幸せな結果が得られる
ことは知られています。放置す
ると認知症に移行するのは確実
ですが、その進行の速さを判別
するということでしょう。
 人間の遺伝子の中に入り込ん
だエイズウイルス(HIV)の
遺伝子を、「ゲノム編集」と呼
ばれる技術を使って壊すことに、
神戸大のグループが成功したの
は、不治の病と考えられている
エイズの根本的治療がいよいよ
実現段階に入ったことを示して
いると考えられます。HIVは
複数の強力な治療薬を飲むこと
で増殖を抑えられ、感染者は糖
尿病のような慢性病の患者のよ
うに普通の生活を送れるように
なった反面、薬を飲み続けない
とHIVを再びつくり始める事
が問題とされてきました。なん
とかゲノム編集の技術を用いて
HIV完治の報を聞かせてくれ
ることを期待したいと思います。

 寒地で完治の方法を感知する。










************************

このメールマガジンは以下の配信システムを利用して
発行しています。
  解除の手続きは下記ページよりお願い致します。
「まぐまぐ」http://www.mag2.com/m/0000121810.html 
(イジニイワト)

発行者名  医療法人永徳会 皿沼クリニック院長 
藤田 亨
職業    医師の箸くれ(はしくれ)
運営サイト http://www.eitokukaisalanuma.or.jp/
ご意見・ご感想・励ましのお便りお待ちしております。
sara2162@atlas.plala.or.jp
このマガジンの掲載記事を無断で転載・使用すること
を禁じます。