診療マル秘裏話    号外Vol.1246 平成30年8月5日作成

作者 医療法人社団 永徳会 藤田 亨




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目次
 
1)認知症への進行防止に、生活習慣病改善が重要
2)左心不全に伴う肺高血圧症発症分子メカニズム解明















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 医療界のトピックスを紹介するこのメールマガジンは
1週間に1回の割合で発行しています。もっと回数を増や
して欲しいという要望もあるのですが、私の能力のなさ
から1週間に1回が限度となっています。これからも当た
り前の医療をしながら、なおかつ貪欲に、新しい知識を
吸収し読者の皆様に提供してゆきたいと思っております。
不撓不屈の精神で取り組む所存ですのでどうかお許し下
さい。

 








  
1】 認知症への進行防止に、生活習慣病改善が重要











 認知症の前段階とされる「軽
度認知障害(MCI) 」から認知
症に進行するのを防ぐには高血
圧や糖尿病などの生活習慣病の
改善が重要で、その効果は女性
で顕著に出る可能性があるとの
研究結果を東京大の岩田淳講師
(神経内科学)らのチームがま
とめ、7月12日付の国際専門誌
電子版に発表しました。

 岩田講師は「これまでに日本
人を対象とした大規模な研究は
行われていなかった。血圧など
の異常を早期発見し、放置しな
いことが大切だ」と話していま
す。

 調査は、日常生活には大きな
支障はありませんが、記憶力等
の認知機能が、低下するMCI と
診断された60~80 代の男女234
人を対象に、健康状態を追跡し
ました。

認知症の人のアロマケアーにつ

いての動画です。

 

 

 

 



 女性を役所が助成する。笑















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2】 左心不全に伴う肺高血圧症発症分子メカニズム解明












 
 東北大学は7月10日、左心不
全に伴う肺高血圧症発症におけ
る分子メカニズムを解明したと
発表しました。この研究は、同
大大学院医学系研究科循環器内
科学分野の下川宏明教授、佐藤
公雄准教授、砂村慎一郎医師の
研究グループによるものです。
研究成果は、米国科学アカデミ
ーの学会誌である「Proceeding
s of the National Academy of
Sciences of the USA(PNAS)」
(電子版)に掲載されています。

 心不全患者さんの一部におい
て、左心房の血圧の上昇が肺に
血液を送り出す動脈(肺動脈系)
に影響し、肺動脈の収縮や肥厚
(リモデリング)が引き起こさ
れ、肺高血圧症の発症に至るこ
とが知られています。この左心
不全に伴う肺高血圧症は心不全
患者の治療と予後に重要な影響
を与えますが、その発症メカニ
ズムについては、未だ完全には
解明されていません。 現状は、
薬剤治療やペースメーカーとい
った植込み型のデバイス治療等
が心不全治療に用いられていま
すが、依然として死亡率が高く、
新規の心不全治療薬の開発が待
ち望まれています。

 研究グループは、これまで細
胞の重要な生理機能に関与して
いる蛋白質ローキナーゼ(Rho-
kinase)が、循環器疾患に深く
関与していることを報告してき
ました。今回の研究では、類似
した2つのRho-kinaseであるROC
K1とROCK2の遺伝子破壊マウス
(ノックアウトマウス)におい
て、大動脈をゆるく縛ることで
左心房圧を上昇させた圧負荷心
不全モデルを作成することによ
り、心不全の病態の進行でROCK
1とROCK2が異なる役割を担って
いることを世界で初めて証明し
ました。

 さらにその下流で、酸化スト
レス増幅蛋白質シクロフィリン
A(CyPA) が、左心不全に伴う
肺高血圧症発症に深く関わって
いることを解明しました。また、
CyPAを標的とした新規心不全治
療薬の探索を行った結果、生薬
成分であるセラストロールを投
与すると心不全が改善される事
を発見したということです。

 今回の研究成果について研究
グループは、「今後、本研究に
基づき、基礎研究から臨床応用
へのトランスレーショナルリサ
ーチを発展させ、新規治療薬の
開発につながることが期待され
る」と述べています。

肺高血圧症について解説してい

るニュース動画です。

 

 

 

 



心不全の病態の進行を新興国で
見守る。         笑














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編集後記




 認知症の前段階とされる「軽
度認知障害(MCI) 」から認知
症に進行するのを防ぐには高血
圧や糖尿病などの生活習慣病の
改善が重要で、その効果は女性
で顕著に出る可能性があるとの
研究結果を発表したのは素晴ら
しい業績です。 生活習慣病の
改善については、女性の方が、
男性よりも、真面目に取り組む
傾向があるようです。 男性の
場合、一度、生活習慣を決めて
しまうとそれをくつがえしてで
も病気を治そうという意欲が少
ないのかも知れません。何とな
く、外来で患者さんを診ていて
そのような気がしました。当然
女性でも頑固で全く医師の言う
ことを聞かないひともいますの
で、一概にそうだと言えません
がその傾向はある様な気がして
なりません。
 左心不全に伴う、肺高血圧症
発症における分子メカニズムを
解明したと発表したのは偉大な
業績です。肺高血圧症について
は、分からない事だらけの病気
であると認識していました。そ
の臨床現場の現状は、薬剤治療
やペースメーカーといった植込
み型のデバイス治療等が心不全
治療に用いられていますが依然
として死亡率が高く、新規の心
不全治療薬の開発が待ち望まれ
ているので、今回の研究結果は、
まさに恵みの雨と言っても過言
ではありません。新規心不全治
療薬の探索を行った結果、生薬
成分であるセラストロールを投
与すると心不全が改善される事
まで発見されているので心不全
治療に、一筋の光が差してきた
気がします。
 
 経口摂取する傾向があるよう
です。笑












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