診療マル秘裏話  号外Vol.1487 令和1年5月13日作成

作者 医療法人社団 永徳会 藤田 亨




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目次
 
1)死後4時間時点で脳細胞レベルの活動を一部確認
2)食物を食べてアレルギー症状が出るか確認する試験















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 医療界のトピックスを紹介するこのメールマガジンは
1週間に1回の割合で発行しています。もっと回数を増や
して欲しいという要望もあるのですが、私の能力のなさ
から1週間に1回が限度となっています。これからも当た
り前の医療をしながら、なおかつ貪欲に、新しい知識を
吸収し読者の皆様に提供してゆきたいと思っております。
不撓不屈の精神で取り組む所存ですのでどうかお許し下
さい。

 








  
1】死後4時間時点で脳細胞レベルの活動を一部確認












 死んだブタから取り出した脳
に血液代わりの溶液を送り込む
装置を開発し死後4時間の時点
で細胞レベルの活動を一部確認
したと、米エール大の研究チー
ムが4月17日付の英科学誌ネイ
チャー電子版に発表しました。
 この装置開発は、米国立衛生
研究所(NIH)の脳研究事業
の一環で実験には食肉用に処理
されたブタの脳を使用していま
す。 意識の回復を示すような
活動は観察されませんでした。
 脳の細胞や組織ではなく、脳
全体を実験に使えるようになる
ため、今後は急性心不全や脳梗
塞などで脳が損傷した際の新た
な治療法を開発するのに役立つ
可能性があるということです。
 研究チームによると、死亡し
た人の脳に、この装置を使った
場合、ブタと同様の観察ができ
るかは分かりません。 ブタの
実験でも万一、意識の回復を示
す様な脳活動が観察された場合
は麻酔を使ったり、温度を下げ
たりして直ちに止めるという事
です。
 ただ、将来技術が発達して脳
が装置内で「生き続ける」事態
を避けるため、研究チームはあ
らかじめ倫理面から検討を重ね、
許容される実験の基準を確立し
ておく必要があると指摘してい
ます。

脳死宣告されても、生き返る人

がいることを示した動画です。

この様なことがあるから、装置

内で生き続ける事態を避けると

いうことが出てきているのだと

思います。

 

 

 

 



 事態の収拾自体が難しい。笑















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2】 食物を食べてアレルギー症状が出るか確認する試験















 鶏卵や牛乳、小麦など特定の
食物に対するアレルギーが疑わ
れる子どもらに実際にその食物
を口にして症状が出るかを確認
する試験で、実施した計約30
0件の4割余りは症状が現れな
かった―との報告を川崎医科大
(倉敷市松島)の尾内一信教授
=小児科=らがまとめました。
アレルギー治療を目的に、本来
避けなくてもよい食物まで除去
することで栄養不足や成長障害
を招く恐れが指摘される中、そ
うした事態を防ぐための正確な
診断の必要性を改めて示す形と
なりました。

 食物アレルギーは特定の食物
に反応して起き、乳幼児で特に
多いとされています。尾内教授
らは、同大付属病院(同)で20
13年1月~今年3月に幼児や小
学生ら182人に行った延べ3
13件の「食物経口負荷試験」
と呼ばれる試験データを分析し
ました。試験は過去に体調不良
を起こしたり、目安となる血液
検査を基に医師から避けるよう
指導されたりした食物を少しず
つ口にし、通常1食に含まれる
量まで増やす方式で実施しまし
た。

 134件(43%)はアレルギ
ー症状が現れず、79件(25%)
でじんましん、紅斑等軽い症状
がありました。一方、呼吸困難
など重い急性症状「アナフィラ
キシーショック」12件(4%)
を含め100件(32%)に強い
全身症状が見られました。

 「思った以上に症状が現れな
い割合が高かった。正確な診断
に基づき、不必要に食物を除去
することのない適切な栄養指導
が不可欠」と尾内教授は述べて
います。日本アレルギー学会(
東京)によると、食物経口負荷
試験の集計・分析は、全国規模
では過去にないとみられていま
す。施設単位の取り組みは把握
していないということです。

 尾内教授らはアレルギー症状
を起こす食物を少しずつ摂取し
て治療する「経口免疫療法」を
子どもらに行った結果も集計し
ました。2013年1月~2018年9
月の125件では、鶏卵アレル
ギーの82%、牛乳の59%など多
くのケースで口にできるように
なりました。効果を確認する一
方、医師の監督外で同療法を始
めることのないよう呼び掛けて
います。

経口免疫療法について解説して

いる動画です。

 

 

 

 



 高価な硬貨の発行降下効果を
確認する。笑















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編集後記




 死んだブタから取り出した脳
に血液代わりの溶液を送り込む
装置を開発し死後4時間の時点
で細胞レベルの活動を一部確認
したと、米エール大の研究チー
ムが4月17日付の英科学誌ネイ
チャー電子版に発表したのは、
素晴らしい業績です。脳自体を
実験で使えるようになるという
ことは、薬剤のスクリーニング
などで飛躍的な効果を期待でき
るのではないかと考えています。
死後、4時間も経過すると人間
の場合は、脳死ということにな
ると思われますが、この装置を
使うと脳死にならないのではな
いかと推測されます。生き返る
などということを期待するので
はなく、あくまでも、脳自体を
実験に使うという装置だと考え
た方が良さそうです。
 鶏卵や牛乳、小麦など特定の
食物に対するアレルギーが疑わ
れる子どもらに実際にその食物
を口にして症状が出るかを確認
する試験で、実施した計約30
0件の4割余りは症状が現れな
かった―との報告をまとめたの
は素晴らしい業績です。しかし、
この業績から食物アレルギーを
甘く見てはいけない気がします。
実際に、医師のいない家庭で行
った減感作療法で、小児が亡く
なっています。減感作療法は、
必ず医師の眼の届く範囲で行う
ということを念を押しているの
は、誤った治療によるリスクを
最小限にするという目論見があ
る気がします。私個人の意見で
は、食物アレルギーが劇症型に
なるのは、制御性T細胞の発達
が遅れている例に多い気がしま
す。即ち、1歳から3歳までの間
に家畜やペットに触れる機会が
少ない子が劇症型になるのでは、
ないでしょうか?

 違憲の意見を通そうとする。

















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