診療マル秘裏話  号外Vol.1612 令和1年10月6日作成

作者 医療法人社団 永徳会 藤田 亨




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目次
 
1)統合失調症患者の一部,グルテン感受性が治療妨害
2)微弱な電波使用の新しいマンモグラフィー の検査機器













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 医療界のトピックスを紹介するこのメールマガジンは
1週間に1回の割合で発行しています。もっと回数を増や
して欲しいという要望もあるのですが、私の能力のなさ
から1週間に1回が限度となっています。これからも当た
り前の医療をしながら、なおかつ貪欲に、新しい知識を
吸収し読者の皆様に提供してゆきたいと思っております。
不撓不屈の精神で取り組む所存ですのでどうかお許し下
さい。

 









 
1】)統合失調症患者の一部,グルテン感受性が治療妨害












 兵庫医科大学は9月11日、統
合失調症患者の一部でグルテン
感受性が治療の妨げに関連して
いる可能性があることを明らか
にしたと発表しました。 この
研究は同大精神科神経科学講座
の本山美久仁大学院生、山田恒
講師らの研究グループによるも
のです。研究成果は「Comprehe
nsive Psychiatry」にオンライ
ン掲載されました。今回行われ
た研究の対象者は、統合失調症
と診断された20~70歳の患者さ
ん60人と、精神疾患のない健常
者50人です。患者さん同意の下
でグルテン感受性に関連する抗
体を測定し、感受性の有無を調
べ比較しました。また、研究対
象者の中からグルテン感受性が
あり、抗精神病薬での治療を継
続している患者さんに、同じ量
の治療薬を2週間投与しました。
それでも症状の改善がみられな
い患者さんにグルテンフリー食
を与え4週間後、8週間後に再
評価を行いました。 その結果、
統合失調症患者さんのグループ
と健常者グループでグルテン感
受性の保有率に差は認められま
せんでしたが、グルテン感受性
を持たない統合失調症患者さん
に比べて、グルテン感受性を持
つ統合失調症患者さんは、抗精
神病薬の投与量が多く、治療抵
抗性を有する割合が高いことが
明らかになりました。また、グ
ルテンフリー食による食事療法
を、グルテン感受性を持つ治療
抵抗性統合失調症患者さん1人
に行ったところ、精神症状、身
体症状の改善が認められたとい
うことです。

兵庫医科大学病院では、2019年
10月より精神科神経科で「グル
テン専門外来」の設置を予定し
ています。また、研究グループ
はなかなか治らないうつ症状と
グルテン感受性の関連について
の研究も開始しており、「将来
的にグルテン感受性を持つ患者
へのグルテンフリー食による食
事療法の確立が期待される」と、
述べています。

統合失調症の食事について解説

している動画です。

 

 

 



 食事療法の確立の確率を予想
する。          笑












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2】 微弱な電波使用の新しいマンモグラフィー の検査機器












 神戸大は9月13日、乳房にマ
イクロ波と呼ばれる微弱な電波
を当てるだけで、がん組織を立
体的に画像化する新しいマンモ
グラフィーの検査機器が完成し、
実用化に向けた治験を来年度か
ら始めると発表しました。2021
年秋の販売を目指すということ
です。
 記者会見した神戸大の木村建
次郎教授(応用物理学)は「が
んが浮き出る画像で一目瞭然。
小さな乳がんも見つけられる。
早期発見に役立てられれば」と
話しました。 

このニュースのニュース動画で

す。

 

 

 



 検査機器の販売不振危機。笑
















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編集後記





 兵庫医科大学が9月11日、統
合失調症患者の一部でグルテン
感受性が治療の妨げに関連して
いる可能性があることを明らか
にしたと発表したのは、偉大な
業績です。 ただ、残念なのは、
カゼインフリー食やシュガーフ
リー食でおなじような傾向はな
かったのか調べていないという
ことです。西洋風の食事をしな
いという、グルテンフリー、カ
ゼインフリー、シュガーフリー
が精神疾患にどのような影響を
及ぼすのか調べてみたい気がし
ます。西洋風の食事をすること
により、腸で炎症が起き、これ
を抑えようと副腎が頑張りすぎ
て、副腎疲労が起こり、万病の
元となることが証明されれば、
一層、病気の治療にグルテンフ
リー、カゼインフリー、シュガ
ーフリーが重要ということにな
ります。
 神戸大が9月13日、乳房にマ
イクロ波と呼ばれる微弱な電波
を当てるだけで、がん組織を立
体的に画像化する新しいマンモ
グラフィーの検査機器が完成し、
実用化に向けた治験を来年度か
ら始めると発表したのは素晴ら
しい企画です。痛みがない乳が
ん検診が一歩現実のものとなっ
たような気がします。ドイツで
は、マンモグラフィーによる乳
がん検診が廃止され、全てリキ
ッドバイオプシーに変更された
と聞きます。これを機に非侵襲
的な検査が、がん検診に増える
ことを期待したいと思います。
神戸大の木村建次郎教授(応用
物理学)は「がんが浮き出る画
像で一目瞭然。小さな乳がんも
見つけられる。早期発見に役立
てられれば」と言っている通り
がんを発見する力は、マンモグ
ラフィーを圧倒している様です。

 信州大学が非侵襲的な検査を
開発した。        笑














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