診療マル秘裏話  号外Vol.1634 令和1年11月1日作成

作者 医療法人社団 永徳会 藤田 亨




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目次
 
1)海藻を食べると、虚血性心疾患のリスクが低下
2)胆管がん治験薬結果を欧州臨床腫瘍学会で報告















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 医療界のトピックスを紹介するこのメールマガジンは
1週間に1回の割合で発行しています。もっと回数を増や
して欲しいという要望もあるのですが、私の能力のなさ
から1週間に1回が限度となっています。これからも当た
り前の医療をしながら、なおかつ貪欲に、新しい知識を
吸収し読者の皆様に提供してゆきたいと思っております。
不撓不屈の精神で取り組む所存ですのでどうかお許し下
さい。

 









 
1】海藻を食べると、虚血性心疾患のリスクが低下












 ワカメやコンブなどの海藻を
食べると、心筋梗塞(こうそく)
などの虚血性心疾患になるリス
クが低くなるという研究結果を、
国立がん研究センターや筑波大
のチームがまとめました。海藻
に含まれる食物繊維や蛋白質が
影響している可能性があるとい
うことです。

 チームは1990年代以降、岩手
や沖縄など9県に住む40~69歳
の男女約8万6千人(男性4万
707人、女性4万5406人)
を追跡調査しました。食事に関
する調査に協力してもらい、20
年間の健康状態を調べました。

 海藻を食べる頻度を「ほとん
ど食べない」「週1~2日」「
週3~4日」「ほとんど毎日」
の4群から選んでもらいました。
食べる量は聞いていません。20
年間に1204人が虚血性心疾患に
なり、生活習慣やほかの食べ物
などの影響をのぞいて分析する
と、男女ともに海藻を食べる頻
度が高いほど、虚血性心疾患に
なるリスクは低くなりました。

 「ほとんど毎日」の群は「ほ
とんど食べない」の群に比べて
リスクが男性は0.8倍、女性は0
.6倍に低くなりました。チーム
は男女差について「大きな差で
はない」とみているということ
です。

 動物の研究では、海藻に含ま
れる食物繊維が脂質代謝を改善
し、蛋白質が血圧を下げる作用
があると報告されています。チ
ームの山岸良匡(かずまさ)・
筑波大教授(社会健康医学)は
「人でも、海藻の摂取が虚血性
心疾患になるリスクを下げるこ
とがわかった。海藻は日本人に
なじみ深い食材だ。さらに調べ
ることで、生活習慣病予防につ
なげられる可能性がある」と話
しています。

 成果は、米国臨床栄養学会誌
電子版に掲載されました。論文
は、https://www.ncbi.nlm.nih.
gov/pubmed/31518387で読めます。

心臓病を防ぐ食べ物の中に海藻

が入っていました。そのことを

述べている動画です。他の食べ

物については、少し異論がある

場合があると感じました。

 

 

 

 



 海藻についての思い出を回想
する。          笑















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2】 胆管がん治験薬結果を欧州臨床腫瘍学会で報告












 製薬会社の米インサイトは、
胆管がん治験薬「ペミガチニブ」
の第2相臨床試験「FIGHT
-202」の最新結果を欧州臨
床腫瘍学会で先月報告したと発
表しました。 ペミガチニブは、
選択的な線維芽細胞増殖因子受
容体(FGFR)阻害剤です。
同試験ではFGFR2遺伝子変
異を持つ患者さんの場合、中央
値15カ月のフォローアップ期
間で36%の全奏功率が確認さ
れました。ペミガチニブの忍容
性も全般的に良好だった。年内
に同薬の新薬承認申請を米食品
医薬品局(FDA)に行う計画
です。

胆道ガンについて解説している

動画です。

 

 

 

 



 そうこう言う間に奏効率が上
がる。          笑











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編集後記




 ワカメやコンブなどの海藻を
食べると、心筋梗塞(こうそく)
などの虚血性心疾患になるリス
クが低くなるという研究結果を、
国立がん研究センターや筑波大
のチームがまとめたのは偉大な
業績です。海藻に含まれる食物
繊維や蛋白質が影響している可
能性があるとされているのは、
動物の研究では、海藻に含まれ
る食物繊維が脂質代謝を改善し、
蛋白質が血圧を下げる作用があ
ると報告されているからだと言
うことです。いずれにしても、
海藻が生活習慣病に対抗する力
があるということでしょう。そ
の手始めが虚血性心疾患という
だけで、他の生活習慣病につい
ては、まだ明らかになっていま
せん。がんや認知症をはじめと
する生活習慣病の疫学的調査を
早急に行うべきであると考えま
す。
 製薬会社の米インサイトは、
胆管がん治験薬「ペミガチニブ」
の第2相臨床試験「FIGHT
-202」の最新結果を欧州臨
床腫瘍学会で先月報告したと発
表したのは素晴らしい業績です。
私の義理の父親も胆管がんで、
亡くなりました。亡くなるほん
の数か月前まで、元気で、健康
診断で異常はないといわれてい
ました。ただ一つ治らない腰痛
を除いては、兆候ひとつありま
せんでした。このように非常に
早期発見が難しいがんである事
は身をもって知りました。だか
らこそ、こうした良い治験薬が
臨床試験の最中であると聞くと
残念でならないのです。血はつ
ながっていなくても、お世話に
なりました。天国で、幸せに暮
らして頂きたいと切に願う次第
です。

 朝貢貿易の兆候が現れた。笑

















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