診療マル秘裏話  号外Vol.1649 令和1年11月18日作成

作者 医療法人社団 永徳会 藤田 亨




★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★













目次
 
1)前頭側頭型認知症は前頭葉や側頭葉が萎縮する
2)尿失禁は、40歳以上の女性なら約半数が経験















◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆









 医療界のトピックスを紹介するこのメールマガジンは
1週間に1回の割合で発行しています。もっと回数を増や
して欲しいという要望もあるのですが、私の能力のなさ
から1週間に1回が限度となっています。これからも当た
り前の医療をしながら、なおかつ貪欲に、新しい知識を
吸収し読者の皆様に提供してゆきたいと思っております。
不撓不屈の精神で取り組む所存ですのでどうかお許し下
さい。

 









 
1】前頭側頭型認知症は前頭葉や側頭葉が萎縮する












 前頭側頭型認知症は、脳の前
方にある前頭葉や側頭葉が萎縮
する認知症です。脳の海馬が萎
縮するアルツハイマー型認知症
と異なり、物忘れの症状はあま
り表れず、人格の変化や行動の
異常、ありふれた物の名前が言
えないなどの症状が出現します。
本人に病識はなく、家族は振り
回され、疲れ切ってしまうケー
スが多いとされています。物忘
れは、認知症の中でも国内で最
も患者数が多いアルツハイマー
型認知症の早期から見られる重
要な症状です。一方、前頭側頭
型認知症では物忘れは目立ちま
せん。患者数は認知症全体の数
%と報告されています。
 東京大学医学部付属病院(東
京都文京区)脳神経内科の岩田
淳准教授によると、脳の前部に
ある前頭葉、側面にある側頭葉
に、異常な蛋白質が蓄積して神
経細胞が障害を受けて発症しま
す。画像検査をすると、患者さ
んの脳の前方に強い萎縮が認め
られるということです。異常蛋
白質が蓄積する理由は分かって
いません。発症年齢は40代~60
代前半と、高齢者に多いアルツ
ハイマー型認知症に比べて若い
とされています。わが国では遺
伝性はないと考えられています。
他者の気持ちをくみ、本能のお
もむくままに行動するのを自制
して社会に適応したり、言葉の
辞書の働きをしたりする前頭葉
や側頭葉を中心に神経変性を来
すため、人格障害や行動異常、
言語障害などが表れます。例え
ば、身勝手と思われる言動で他
人とトラブルになる、交通ルー
ルを守らない、店の商品を断り
なく持ってきてしまう(患者に
万引きの意識はない)、周囲の
状況に関係なく突然立ち去る、
同じ食べ物、特に甘い物を際限
なく食べるなどです。

 「これらは精神疾患でも見ら
れ得る症状ですが、例えば『メ
ガネ』と言われてもメガネが指
させなくなるのは前頭側頭型認
知症に特徴的で、診断のポイン
トになります」と岩田准教授は
言っています。さらに「毎日同
じ時刻に、同様の行動を繰り返
す常同行動が見られます。毎日
何キロも歩く人もいますが、ア
ルツハイマー型認知症と異なり、
迷って自宅に帰れなくなるとい
うことはよほど進行しない限り
ありません」とも言っています。

 確実な治療法はありませんが、
岩田准教授は「生活していく上
で困る常同行動を日常生活で支
障を来さないものに変える行動
療法や、介護者に適切に対処す
る方法を指導することで患者さ
んが穏やかに過ごすことができ、
介護者の負担も減ります。日本
認知症学会のホームページなど
で認知症専門医を探して相談す
ることをお勧めします」と話し
ています。

前頭側頭型認知症について解説

している動画です。

 

 

 

 



 講堂で香道の行動を起こす。














◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆














2】 尿失禁は、40歳以上の女性なら約半数が経験













 思いがけず尿が漏れてしまう
症状は、40歳以上の女性なら
約半数が経験するといわれてい
ます。生活の質が大きく低下し、
羞恥心から一人で悩む人も少な
くありませんが、女性泌尿器科
で適切な治療を受ければ、改善
することも多いとされています。
尿は体内で常時つくられ、膀胱
にたまります。最大300~400ミ
リ・リットルまでためられます
が、その半分足らず(100~
150ミリ・リットル)の量に
達すると脳に情報が伝わり、尿
意が起こります。脳からの指令
で、膀胱が収縮するとともに、
尿道とのつなぎ目にある「 内
尿道括約筋」という筋肉が緩み、
尿を押し出そうとします。

 これらは自分の意思でコント
ロールできませんが、尿道の出
口近くにある「 外尿道括約筋」
は、意識的に締めたり緩めたり
できます。通常はこの筋肉の働
きで我慢できるものの、こらえ
きれずに尿が出てしまうのが尿
漏れ(尿失禁)です。

 尿漏れのうち、おなかに力が
かかった時に尿が漏れる「腹圧
性尿失禁」が最も多いとされて
います。女性の骨盤内には、膀
胱や子宮、卵巣などがあり、筋
肉や靱帯でできたハンモック状
の「骨盤底」が、下から支えて
います。出産や肥満などで骨盤
底が緩み、腹圧で尿道がぐらつ
き不意に漏れるのがこのタイプ
です。

 せきやくしゃみ、子どもを抱
き上げるといった、ささいな動
きで漏れることもあります。多
産や体重4000グラム以上の大き
な赤ちゃんの出産経験、閉経に
より骨盤底に張りを与える女性
ホルモンの分泌が減ることなど
が尿漏れのリスクを高めます。
子宮や卵巣の手術で尿道周辺の
神経が傷つき発症する場合もあ
ります。

 一方、急な尿意でトイレに行
くまでに漏れる症状は「切迫性
尿失禁」と呼ばれ、中高年に目
立ちます。それほど尿がたまっ
ていないのに膀胱が収縮する「
過活動膀胱」や、膀胱の知覚過
敏で起こります。このほかにも、
膀胱が下がって膣から飛び出る
「膀胱瘤」も一因になります。
尿漏れは少量でも不快で、いつ
もトイレが気がかりになり、ス
ポーツや旅行などの趣味を諦め
る人も少なくありません。しか
し、症状に応じた様々な治療法
はあります。

 腹圧性の場合は、手術で8~
9割の人が治ります。膣や下腹
部を小さく切開してメッシュ素
材の医療用テープを入れ、骨盤
底が緩んでぐらついた尿道を支
える方法で、熟練した医師が手
術すればおおむね30分以内で済
みます。比較的若く、症状が軽
ければ、肛門や膣の周りを締め
たり緩めたりする「骨盤底筋体
操」を、医師らの指導のもとで
2か月ほど続ければ改善が期待
できます。

 切迫性の治療は、膀胱の収縮
を抑える薬が中心となります。
このほか、排尿に関わる神経を
刺激する「仙骨神経刺激療法」
や、尿意をこらえる練習をする
「膀胱訓練」も有効で、腹圧性
と同じく骨盤底筋体操も効果的
です。

 骨盤底を鍛えることは、予防
にもつながります。特に、出産
経験のある女性は、若いうちか
ら骨盤底筋体操に取り組むこと
が望ましいとされています。

 第一東和会病院(大阪府高槻
市)ウロギネコロジーセンター
長の竹山政美さんは、「尿漏れ
の悩みは深刻で、尿漏れ用パッ
ドでは改善しない。勇気を出し
て女性泌尿器科の専門医を受診
してほしい」と呼びかけていま
す。

女性に多い泌尿器科疾患につい

手の動画です。

 

 

 



 骨盤底筋体操は、そう大層な
ものではない。      笑












◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆















編集後記



 前頭側頭型認知症は、脳の前
方にある前頭葉や側頭葉が萎縮
する認知症です。脳の海馬が萎
縮するアルツハイマー型認知症
と異なり、物忘れの症状はあま
り表れず、人格の変化や行動の
異常、ありふれた物の名前が言
えないなどの症状が出現します。
本人に病識はなく、家族は振り
回され、疲れ切ってしまうケー
スが多いとされています。脳の
神経細胞の中にピック球と言わ
れる物質ができている場合は、
ピック病と呼ばれています。人
の人たる理性を司る、前頭葉が
障害されることで、万引きなど
の症状が現れる前には考えられ
ないような行動にでることが、
知られています。
 思いがけず尿が漏れてしまう
症状は、40歳以上の女性なら
約半数が経験するといわれてい
て、生活の質が大きく低下し、
羞恥心から一人で悩む人も少な
くありませんが、女性泌尿器科
で適切な治療を受ければ、改善
することも多いとされています。
過活動性膀胱の場合は、漢方薬
の八味地黄丸が著効する場合が
あります。最近出てきたアドレ
ナリンのβ3受容体作動薬が、
効く場合もあります。 後者の
場合は、心臓に障害がある方は、
禁忌となることが多く使えませ
ん。骨盤底を鍛えることは予防
にもつながるため、特に、出産
経験のある女性は、若いうちか
ら骨盤底筋体操に取り組むこと
が望ましいとされていることは、
言うまでもありません。

 最近の細菌は、耐性菌が多い。


















************************

このメールマガジンは以下の配信システムを利用して
発行しています。
  解除の手続きは下記ページよりお願い致します。
「まぐまぐ」https://www.mag2.com/m/0000121810.html
(イジニイワト)

発行者名  医療法人永徳会 皿沼クリニック院長 
藤田 亨
職業    医師の箸くれ(はしくれ)
運営サイト https://www.eitokukaisalanuma.or.jp/
ご意見・ご感想・励ましのお便りお待ちしております。
sara2162@atlas.plala.or.jp
このマガジンの掲載記事を無断で転載・使用すること
を禁じます。