診療マル秘裏話  号外Vol.1652 令和1年11月22日作成

作者 医療法人社団 永徳会 藤田 亨




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目次
 
1)食べる順番が継続して実践可能かつ減量効果有
2)薬物中毒死や自殺増加が米国平均寿命に悪影響















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 医療界のトピックスを紹介するこのメールマガジンは
1週間に1回の割合で発行しています。もっと回数を増や
して欲しいという要望もあるのですが、私の能力のなさ
から1週間に1回が限度となっています。これからも当た
り前の医療をしながら、なおかつ貪欲に、新しい知識を
吸収し読者の皆様に提供してゆきたいと思っております。
不撓不屈の精神で取り組む所存ですのでどうかお許し下
さい。

 









 
1】食べる順番が継続して実践可能かつ減量効果有












 関西電力医学研究所は10月25
日、保健指導において「食べる
順番」に重点をおいた食事指導
が、継続して実践可能かつ減量
効果に優れた指導であることを
明らかにしたと発表しました。
この研究は,同研究所/関西電力
病院の清野裕所長(総長)、同
研究所の矢部大介副所長らと、
株式会社関西メディカルネット、
ほかとの共同研究によるもので
す。研究成果は、国際学術雑誌
「Journal of Diabetes and It
s Complications 」オンライン
版にて公開されました。 近年、
食後高血糖や体重増加を是正す
る方法として、「食べる順番」
に配慮した食事療法が注目され
ています。 今回の研究では、
摂取エネルギ―量や栄養バラン
スに関する一般的な内容に加え
て、「食べる順番」に重点をお
いた食事指導を行いました。具
体的には、食事開始後、少なく
とも5分間は、食物繊維を含む
食品(サラダ等)、蛋白質、脂
質を含む食品(魚料理など)を
食べ、その後、炭水化物を含む
食品(米飯など)を、食物繊維
を含む食品や蛋白質や脂質を含
む食品と一緒に食べてもらうと
いう指導を行いました。 また、
日々の生活の中で食べる順番に
配慮した食事を実践するため、
ランチョンマットと砂時計を貸
与したということです。 この
研究では、関西電力保険組合に
加入し、所定の事業所に勤務す
る従業員の中で、健診結果から
糖尿病発症のリスクが高く、生
活習慣改善に向けた保健指導が
必要とされる人を対象に、従来
の食事指導と比較して、「食べ
る順番」に重点をおいた食事指
導、「栄養バランス」に重点を
おいた食事指導の有効性や遵守
率を検証するため、ランダム化
比較試験を実施しました。

被験者は、従来群11名、食べる
順番群18名、栄養バランス群13
名です。2016年6月の1か月間に
勤務する事業所において、問診
ならびに身体測定、採血、食事
摂取量の評価を受けるとともに、
個別に、生活習慣改善に向けた
保健指導を受け、食事と運動に
関する行動計画をそれぞれ1つ
ずつ決めてもらいました。そし
て保健指導終了後、被験者は月
1回メールにて行動計画の遵守
状況を報告しました。保健指導
6か月後の2016年12月の1か月
間に、全被験者は再び勤務する
事業所にて、問診ならびに身体
測定、採血、食事摂取量の評価
を受けました。

保健指導後6か月間の体重の変
化量は、食べる順番群、栄養バ
ランス群共に従来群に比して、
約1.5 kg減少しました。1日の
食事摂取量も、食べる順番群、
栄養バランス群共に従来群に比
べて、200kcal/日程度減少しま
した。食事に関する行動計画遵
守に関する点数(5点満点)は、
食べる順番群は従来群と同等で
したが、栄養バランス群は2群
に比べ有意に低い値であったと
いうことです。 なお、空腹時
血糖値やHbA1c はいずれの群に
おいても変化量がわずかで明ら
かな群間差を認めませんでした。

今回の研究成果により、保健指
導において「食べる順番」に重
点をおいた食事指導が、継続し
て実践可能かつ減量効果に優れ
た指導であることが明らかにさ
れたと言えます。研究グループ
は、「本研究から、保健指導に
おいて「食べる順番」に重点を
おいた食事指導が、継続して実
践可能かつ減量効果に優れた指
導であることを明らかにするこ
とができた」と、述べています。

べジファーストについて解説し

ている動画です。

 

 

 

 



 食事原料による減量効果。笑















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2】 薬物中毒死や自殺増加が米国平均寿命に悪影響













 2017年時点の米国人の平均寿
命が78.6歳で、2014年の78.9歳
から短くなったことが、10月30
日公表された米疾病対策センタ
ー(CDC)の統計で明らかに
なりました。専門家は、医療用
麻薬オピオイドなど薬物による
中毒死や自殺の増加が、平均寿
命に悪影響を及ぼしたと分析し
ています。
 CDC統計部門の年次報告に
よると、2017年の平均寿命は男
が76.1歳で2014年から0.4 歳、
女が81.1歳で同0.2 歳それぞれ
縮まりました。死因は心臓病と
がんが多いのですが、両疾病に
よる死亡率は低下傾向にありま
す。
 一方、薬物中毒は死者数、死
亡率とも2017年までの10年間で
ほぼ倍増しました。とりわけ25
~34歳の男が年平均18.5%増、
35~44歳の男が同18.8%増と急
激な伸びを示しました。
 中毒死急増の背景には、「フ
ェンタニル」など合成オピオイ
ド中毒の拡大があるとみられて
います。CDCのギンディ統計
分析官は、AFP通信に「これ
ほどの(平均寿命の)落ち込み
は、エイズウイルス(HIV)
感染が広がった1993年以来だ」
と話しています。
 自殺による死亡率は、2017年
までの10年間で24%増加しまし
た。特に10~14歳は、死亡率自
体は他の年齢層より低いものの、
2倍以上に増えました。
 自治体保健当局者でつくる全
国協会の幹部は米誌USニュー
ズ・アンド・ワールド・リポー
ト(電子版)に、人々を薬物や
自殺に追い込む要因に目を向け
る必要があると主張しています。
「貧困や格差、お粗末な教育な
ど、医療以外の要素が健康全体
に与える影響について、われわ
れはあまりにも軽視してきた」
と指摘しています。

覚醒剤と麻薬と脱法ドラックと

向精神薬と軍人の自殺について

解説している動画です。

 

 

 

 

 

 

 警視が、証拠能力を軽視する。














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編集後記



 関西電力医学研究所は10月25
日、保健指導において「食べる
順番」に重点をおいた食事指導
が、継続して実践可能かつ減量
効果に優れた指導であることを
明らかにしたと発表したのは、
喜ばしいことです。ベジファー
ストの重要性は以前のメルマガ
でも指摘しましたが、私のクリ
ニックでの食事療法は、そこか
ら一歩進んだ、マイルドな糖質
制限を取り入れています。簡単
に言うと食事の30分前に、野菜
ジュースや青汁の100~200ミリ
リットル摂取するというシンプ
ルなものです。厳格な糖質制限
は肝機能障害や腎機能障害を引
き起こすことが知られています
が、この方法だと全くその心配
は、いりません。簡便で、かつ
遵守可能な食事療法こそ、色々
な病気に打ち勝つ秘訣であると
私は考えています。
 2017年時点の米国人の平均寿
命が78.6歳で、2014年の78.9歳
から短くなったことが、10月30
日公表された米疾病対策センタ
ー(CDC)の統計で明らかに
なったのは、残念なことです。
私は貧困や格差、お粗末な教育
等、医療以外の要素が健康全体
に与える影響が原因であること
は、否定しませんが、更にその
奥に世界中で紛争に首を突っ込
み、自国を守るという大義名分
のない戦争を行ってきたことの
つけが回ってきたと思います。
開拓者精神に溢れた米国のアメ
リカンドリームは過去のものに
なったと私は、考えています。
自殺者が多く、薬物中毒者も多
い現実から目を背けてはなりま
せん。かつて中国もアヘン戦争
に負けて亡国の道を歩みました。
遊惰安逸に流れる方向ができて
しまうと本当に悲惨であると思
われます。

 遊惰安逸に流れる方向に対し
て咆哮する。       笑














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