診療マル秘裏話  号外Vol.1669 令和1年12月12日作成

作者 医療法人社団 永徳会 藤田 亨




★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★













目次
 
1)入れ歯の手入れを怠る高齢者の肺炎発症リスク
2)新規作用機序を有する心不全経口治療薬を発売














◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆









 医療界のトピックスを紹介するこのメールマガジンは
1週間に1回の割合で発行しています。もっと回数を増や
して欲しいという要望もあるのですが、私の能力のなさ
から1週間に1回が限度となっています。これからも当た
り前の医療をしながら、なおかつ貪欲に、新しい知識を
吸収し読者の皆様に提供してゆきたいと思っております。
不撓不屈の精神で取り組む所存ですのでどうかお許し下
さい。

 









 
1】入れ歯の手入れを怠る高齢者の肺炎発症リスク












 入れ歯の手入れを毎日はしな
い、65歳以上の高齢者が肺炎を
発症するリスクは、毎日手入れ
をする人より1.3 倍高いという
研究結果を東北大などのチーム
が発表しました。 75歳以上に
限ると、リスクは約1.6 倍に高
まりました。高齢者の肺炎は命
にかかわるため、入れ歯清掃の
重要性が示された形です。英電
子版科学誌に掲載されました。
相田潤・東北大准教授(口腔衛
生学)らは、2016年に行われた
高齢者調査の結果を基に、入れ
歯をブラシで磨いたり、洗浄液
に浸したりする頻度と、過去1
年間の肺炎発症との関係を調べ
ました。要介護認定を受けてい
ない全国39市町の約7万1000人
を対象にしました。

 その結果、肺炎になる割合は、
手入れを毎日する人が2.3%、毎
日はしない人は3.0%でした。75
歳以上では、毎日する人が2.9%、
しない人は4.3%でした。性別な
どの影響を除くと、毎日は手入
れをしない人の肺炎リスクは1.
30倍、75歳以上は1.58倍高いと
いう結果が出ました。

 入れ歯の清掃が不十分だと、
付着した細菌が増殖します。唾
液や食物と一緒に気管に入ると、
肺炎のリスクが高まります。高
齢者の場合、のみ込む力の衰え
が要因ですが、頬周辺のマッサ
ージや発声練習で改善できます。
相田准教授は「口の機能が低下
するオーラルフレイルの予防も
重要だ」と指摘しています。桜
井薫・東京歯科大名誉教授(老
年歯科学)の話「入れ歯の手入
れが高齢者の健康に及ぼす影響
を調べた意義のある研究だ。入
れ歯を使っている人は、残って
いる歯や舌の清掃も丁寧に行っ
てほしい」

入れ歯の手入れについて解説し

ている動画です。

 

 

 



 清掃を怠り、政争となる。笑















◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆














2】 新規作用機序を有する心不全経口治療薬を発売













 小野薬品工業株式会社は11月
19日、HCN(Hyperpolarization
-activated cyclic nucleotide
-gated:過分極活性化環状ヌク
レオチド依存性)チャネル遮断
薬「コララン(R)錠」2.5mg、5m
g、7.5mg(一般名:イバブラジ
ン塩酸塩、以下、イバブラジン)
の発売を発表しました。効能・
効果は、洞調律かつ投与開始時
の安静時心拍数が,75回/分以上
の慢性心不全で、β遮断薬を含
む慢性心不全の標準的な治療を
受けている患者さんに限られて
います。イバブラジンは、仏セ
ルヴィエ社創製で、心臓の洞結
節に発現するHCN チャネルとい
う、心臓のペースメーカー電流
である過分極活性化陽イオン電
流(If)を阻害することで、心
拍数を減少させる新規作用機序
を有する経口剤です。心臓の伝
導性、収縮性、再分極および血
圧に影響することなく心拍数の
みを減少させる作用を有します。
同薬は世界124 の国または地域
で承認されており、そのうち11
6 か国において慢性安定狭心症
および慢性心不全の両適応で承
認されています。

慢性心不全について解説してい

る動画です。

 

 

 



 商人が証人を承認する。笑















◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆















編集後記



 入れ歯の手入れを毎日はしな
い、65歳以上の高齢者が肺炎を
発症するリスクは、毎日手入れ
をする人より1.3 倍高いという
研究結果を東北大などのチーム
が発表したのは素晴らしい業績
です。ただ高齢者は入れ歯と言
うお決まりの考え方はいかがか
と思われます。まず入れ歯特に
総入れ歯になる前に、歯周病を
治療し、自分の歯を維持する事
が大事だと思います。そのため
には、酸蝕歯を避ける必要があ
り、避けられない場合でも酸化
カルシウムである、サンゴ焼成
カルシウムを毎日、内服して、
身体をアルカリ性に保ち、骨や
歯からカルシウムが溶けださな
い環境を作る必要があると考え
ます。
 小野薬品工業株式会社が11月
19日、HCN(Hyperpolarization
-activated cyclic nucleotide
-gated:過分極活性化環状ヌク
レオチド依存性)チャネル遮断
薬「コララン(R)錠」2.5mg、5m
g、7.5mg(一般名:イバブラジ
ン塩酸塩、以下、イバブラジン)
の発売を発表したのは喜ばしい
ことです。イバブラジンは仏セ
ルヴィエ社創製で、心臓の洞結
節に発現するHCN チャネルとい
う、心臓のペースメーカー電流
である過分極活性化陽イオン電
流(If)を阻害することで、心
拍数を減少させる新規作用機序
を有する経口剤であり、心臓の
伝導性、収縮性、再分極および
血圧に影響することなく心拍数
のみを減少させる作用を有する
という優れものであると認識し
ています。

 左様な新規作用機序は初耳で
した。          笑
















************************

このメールマガジンは以下の配信システムを利用して
発行しています。
  解除の手続きは下記ページよりお願い致します。
「まぐまぐ」https://www.mag2.com/m/0000121810.html
(イジニイワト)

発行者名  医療法人永徳会 皿沼クリニック院長 
藤田 亨
職業    医師の箸くれ(はしくれ)
運営サイト https://www.eitokukaisalanuma.or.jp/
ご意見・ご感想・励ましのお便りお待ちしております。
sara2162@atlas.plala.or.jp
このマガジンの掲載記事を無断で転載・使用すること
を禁じます。