診療マル秘裏話  号外Vol.1672 令和1年12月15日作成

作者 医療法人社団 永徳会 藤田 亨




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目次
 
1)エジンバラ産後うつ病質問票で産後うつを評価
2)iPS 細胞由来心臓細胞を重い心臓病患者に移植














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 医療界のトピックスを紹介するこのメールマガジンは
1週間に1回の割合で発行しています。もっと回数を増や
して欲しいという要望もあるのですが、私の能力のなさ
から1週間に1回が限度となっています。これからも当た
り前の医療をしながら、なおかつ貪欲に、新しい知識を
吸収し読者の皆様に提供してゆきたいと思っております。
不撓不屈の精神で取り組む所存ですのでどうかお許し下
さい。

 









 
1】エジンバラ産後うつ病質問票で産後うつを評価












 出産後、何もする気が起こら
ない、突然涙が出るなど、情緒
が不安定になる妊産婦は少なく
ありません。「うつ病などの精
神疾患とは異なり、一時的なも
のですが、長引く場合は出産し
た医療機関の産婦人科医などに
相談してください」と大阪母子
医療センター(大阪府和泉市)
の光田信明副院長は話していま
す。出産後のお母さんには漠然
とした不安、気分の浮き沈み、
常に心配事があると感じる、眠
れない、周囲の言動に一喜一憂
する、理由もなく涙が出る―な
どさまざまな症状が表れること
があります。光田副院長は「産
後1年ほどは慣れない子育てに
より、メンタルヘルスの不調を
訴える妊産婦が10~15%ほどい
ますし、決して珍しいわけであ
りません」としつつ、「ただし、
そのまま産後うつに移行する可
能性や、自殺、子どもへの虐待
につながる危険は否定できませ
ん」と警鐘を鳴らしています。

 「背景には、良い母親になら
なければ、仕事もしなければ、
みんなはできているのに、とい
うプレッシャーを自分に課して
いることがあります。加えて、
頼る人がいない孤独感がありま
す」と説明するのは、同センタ
ーの和田聡子看護師長です。特
に、出産前から夫婦間の問題や
家計の心配などが存在する場合、
出産を機に表面化することが多
く、育児などで気持ちに余裕が
ないと対応できなくなってしま
うのだということです。メンタ
ルヘルスの不調が疑われる場合
は、簡単な問診票で評価します。
国内外で広く使われている「エ
ジンバラ産後うつ病質問票」は
「することが多く大変だった」
「不幸せなので泣けてきた」な
どの10項目から成ります。評価
後、必要であれば精神科でカウ
ンセリングを受けます。

 自治体によっては、産後ケア
入院に助成金制度を設けている
ところがあります。実家が遠く
両親に頼れない、夫の仕事が忙
しいなど、仕事・家事・育児の
全てを1人でこなす「ワンオペ
(レーション)育児」になって
いる母親などが、医療施設に数
日宿泊して助産師などに子ども
の世話を手伝ってもらいながら、
心身のケアを受けられる制度で
す。悩みを共有したり、相談し
たりして、気持ちを落ち着かせ
ることができるということです。

 「産婦人科医、小児科医や保
健師などに遠慮なく相談するこ
とが大切です。また、親や夫、
友達など周囲の人は、妊産婦が
1人で悩まないよう、話をしや
すい環境を作ってください」と
光田副院長はアドバイスします。

産後うつについてのマンガ動画

です。

 

 

 

 



 せわしなく世話を焼く。笑














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2】 iPS 細胞由来心臓細胞を重い心臓病患者に移植













 慶応大発のベンチャー企業「
ハートシード」(東京都新宿区)
は11月22日、人工多能性幹細胞
(iPS細胞)から作った心臓
の細胞を重い心臓病患者に移植
して安全性と効果を検証する臨
床試験(治験)について、早け
れば2020年度にも行うと発表し
ました。
 同社社長を務める福田恵一・
慶応大教授(循環器内科)は治
験に先立ち、安全面を中心に調
べる臨床研究を計画し、学内の
委員会が審査を進めています。
委員会と厚生労働省の承認が得
られれば臨床研究を経た上で、
製造販売許可と医療保険適用に
向けた治験を国に届け出る考え
です。
 治験は心臓が収縮する力が低
下する拡張型心筋症などで心不
全になった患者さんを対象に行
います。京都大が健康な人から
作った拒絶反応を起こしにくい
iPS細胞を、拍動を担う心筋
細胞に変えた上で心臓に注射し
ます。
 iPS細胞を用いた心臓の再
生医療では、大阪大が心臓の血
管が詰まる虚血性心筋症で心不
全になった患者さんに移植する
臨床研究を計画しています。昨
年5月に厚労省が計画を了承し、
同大は治験も行う予定です。

心臓の再生医療について解説し

ている動画です。

 

 

 

 



 治験で得られた知見を発表す
る。           笑














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編集後記



 出産後、何もする気が起こら
ない、突然涙が出るなど、情緒
が不安定になる妊産婦は少なく
ありません。「うつ病などの精
神疾患とは異なり、一時的なも
のですが、長引く場合は出産し
た医療機関の産婦人科医などに
相談することは必要不可欠と考
えるのは妥当であると思います。
私の考えでは、出産という女性
にとっての大仕事を終えて副腎
疲労に陥っている可能性を考え
ます。ただ上記の様に産婦人科
医に相談しても、多忙で取り合
ってもらえないという現実があ
るのです。副腎のケアーがしっ
かりできる医療機関を選んで、
受診することが必要であると思
われます。何もする気が起きな
い、朝起きれないという訴えを
軽く扱わない方がよろしいかと
思います。これらの症状は副腎
疲労を指示していることが多い
ことを指摘させて頂きます。
 慶応大発のベンチャー企業「
ハートシード」(東京都新宿区)
は11月22日、人工多能性幹細胞
(iPS細胞)から作った心臓
の細胞を重い心臓病患者に移植
して安全性と効果を検証する臨
床試験(治験)について、早け
れば2020年度にも行うと発表し
たのは喜ばしいことです。重い
心臓病の患者さんは現在、心臓
移植しか長期的に寿命を延ばす
方法がありませんが、ドナーの
不足から移植は限られた人しか
受けられず。多額の募金を集め
て米国に渡ったとしてもドナー
が現れるとは限らず、亡くなっ
ている方も多いことを指摘した
いと思います。 人工多能性幹
細胞(iPS細胞)から作った
心臓の細胞であれば、ドナーの
心配をすることなく移植が行わ
れると推測されます。大阪大の
ケースは、シート状にした(i
PS細胞)から作った心臓の細
胞を使っての治療であると思い
ます。重い心臓病の患者さんに
とっては、大きな福音でしょう。

 私的で至適な指摘を行う。笑












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