診療マル秘裏話  号外Vol.1682 令和1年12月27日作成

作者 医療法人社団 永徳会 藤田 亨




★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★













目次
 
1)独自ケルセチン配糖体の血管内皮機能改善効果
2)チャーガ由来の発毛・育毛活性成分の特許取得














◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆









 医療界のトピックスを紹介するこのメールマガジンは
1週間に1回の割合で発行しています。もっと回数を増や
して欲しいという要望もあるのですが、私の能力のなさ
から1週間に1回が限度となっています。これからも当た
り前の医療をしながら、なおかつ貪欲に、新しい知識を
吸収し読者の皆様に提供してゆきたいと思っております。
不撓不屈の精神で取り組む所存ですのでどうかお許し下
さい。

 









 
1】独自ケルセチン配糖体の血管内皮機能改善効果











 三栄源エフ・エフ・アイはこ
のほど、独自開発したケルセチ
ン配糖体「酵素処理イソクエル
シトリン」の血管内皮機能改善
効果が示唆されたと発表しまし
た。豪西オーストラリア大学(
西オーストラリア州)の研究チ
ームが明らかにしました。血流
改善による冷え性の軽減などが
期待できます。

 タマネギの皮などに含まれる
ケルセチンは抗酸化作用があり、
動脈硬化や高血圧、高血糖の改
善など多くの機能があります。
一方で、単独では体内に吸収さ
れにくいことが知られています。
またフルオロキノロン系の抗菌
薬と干渉しあい、競合的に細菌
類のDNA ジャイレースに結合し
ます。この干渉によりフルオロ
キノロンの効果が、阻害される
か増強されるかは、定かではな
いそうです。ただ、食品からの
ケルセチンの摂取量では、相互
作用は問題にならないそうです。

 同社では、エンジュから抽出
したルチンを酵素処理しました。
ちなみに、ケルセチンの配糖体
がルチンです。水と親和性が高
いグルコースを直鎖状に付加し
た構造を実現しました。水への
溶解性が向上、ケルセチンと比
較して約17倍の生体吸収性を示
すことも臨床試験で証明しまし
た。

 今回、血管内皮機能改善効果
を確認する臨床試験を実施しま
した。同機能を評価する指標で
あるFMD値に有意な上昇を確
認しました。「FMD」とは「
Flow Mediated Dilation」 の
略で、日本語で「血流依存性血
管拡張反応」といいます。「F
MD検査」は腕を圧迫、開放後
にどれだけ動脈が拡張するかを
超音波エコーでみる検査です。
具体的には、安静時の血管径と、
腕を圧迫した後の最大拡張血管
径を比較し、どのくらい血管が
拡張したかを%で表した値です。
血管内皮機能が低下していると
広がりが悪くなりますので、「
FMD値」が大きいほど健康で
イキイキとした血管ということ
になります。健常値の目安は6
%以上で、5%未満で血管内皮
機能障害が疑われます。「FM
D値」は年齢とともに低下する
傾向がありますが、それ以上に
日常の生活習慣の影響も大きく
受けます。

ケルセチンについて解説してい

る動画です。

 

 

 



 蛍光ペンを携行して使う傾向
にある。         笑














◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆















2】 チャーガ由来の発毛・育毛活性成分の特許取得














 スヴェンソン(東京都港区)
は、徳島大学大学院医歯学研究
部の柏田良樹教授と海外で伝統
的に使用されてきたキノコ由来
の成分による発毛・育毛効果の
共同研究成果で特許を取得しま
した。同社ではこの研究成果を
もとに今後、製品開発に応用を
図る考えだそうです。

 今回、取得したのは、チャー
ガ由来の発毛・育毛活性成分の
探索研究の成果である5種の育
毛促進成分とそれらを有効成分
とする育毛剤などに関する特許
です。内容は、毛乳頭細胞増殖
促進剤、線維芽細胞増殖因子-
7(FGF-7)産生促進剤、
血管内皮増殖因子(VEGF)
産生促進剤、インスリン様増殖
因子-1(IGF-1)産生促
進剤、肝細胞増殖因子(HGF)
産生促進剤および育毛剤です。

 チャーガは、タバコウロコタ
ケ科ガバノアナタケの菌核です。
日本から北アフリカまで北半球
に幅広く分布し、ロシアの西シ
ベリア地域で民間療法に利用さ
れています。とくに抗腫瘍作用
にフォーカスした研究が数多く
行われています。

 一方、チャーガの抽出物につ
いては、健康な毛髪の維持に洗
髪に利用している地域もありま
すが、その他の機能にかかわる
研究報告はこれまでありません
でした。

 研究チームは、機能性を追求
し、正常ヒト頭髪乳頭細胞(H
FDPC)に対する、増殖促進
活性のある5種の化合物を活性
成分として単離に成功しました。
医薬品の発毛・育毛成分ミノキ
シジルを上回る増殖促進活性を
明らかにしました。

チャーガの効能について解説し

ている動画です。

 

 

 



 昨日あった機能性は、今日は
ない。          笑












◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆















編集後記



 三栄源エフ・エフ・アイがこ
のほど、独自開発したケルセチ
ン配糖体「酵素処理イソクエル
シトリン」の血管内皮機能改善
効果が示唆されたと発表したの
は素晴らしい業績です。 今回、
血管内皮機能改善効果を確認す
る臨床試験を実施しており、同
機能を評価する指標であるFM
D値に有意な上昇を確認したと
いうことで客観的な指標である
FMD値に有意な上昇を確認し
たという所が最も素晴らしい所
だと思います。「FMD」とは
「 Flow Mediated Dilation」
の略で、日本語で「血流依存性
血管拡張反応」ということも、
初耳でした。冷え性改善に是非
役立てて欲しいと願う次第です。
 スヴェンソン(東京都港区)
は、徳島大学大学院医歯学研究
部の柏田良樹教授と海外で伝統
的に使用されてきたキノコ由来
の成分による発毛・育毛効果の
共同研究成果で特許を取得した
ということは、素晴らしい業績
です。チャーガ抽出物の機能性
を追求し、正常ヒト頭髪乳頭細
胞(HFDPC)に対する増殖
促進活性のある5種の化合物を
活性成分として単離に成功し、
医薬品の発毛・育毛成分ミノキ
シジルを上回る増殖促進活性を
明らかにしたということは驚天
動地としか言いようがありませ
ん。ミノキシジルの有効率が、
約40%とされているので、それ
より多い、これらチャーガ抽出
物の力は、恐るべしと言ってい
いと思います。

 精巧な技法を確立することに
成功する。        笑











************************

このメールマガジンは以下の配信システムを利用して
発行しています。
  解除の手続きは下記ページよりお願い致します。
「まぐまぐ」https://www.mag2.com/m/0000121810.html
(イジニイワト)

発行者名  医療法人永徳会 皿沼クリニック院長 
藤田 亨
職業    医師の箸くれ(はしくれ)
運営サイト https://www.eitokukaisalanuma.or.jp/
ご意見・ご感想・励ましのお便りお待ちしております。
sara2162@atlas.plala.or.jp
このマガジンの掲載記事を無断で転載・使用すること
を禁じます。