診療マル秘裏話  号外Vol.1689 令和2年1月4日作成

作者 医療法人社団 永徳会 藤田 亨




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目次
 
1)植物由来のセラミドがアミロイドβペプチド蓄積を軽減
2)AYA世代のがん患者の交流サロン『Friend』が開催














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 医療界のトピックスを紹介するこのメールマガジンは
1週間に1回の割合で発行しています。もっと回数を増や
して欲しいという要望もあるのですが、私の能力のなさ
から1週間に1回が限度となっています。これからも当た
り前の医療をしながら、なおかつ貪欲に、新しい知識を
吸収し読者の皆様に提供してゆきたいと思っております。
不撓不屈の精神で取り組む所存ですのでどうかお許し下
さい。

 









 
1】 植物由来のセラミドがアミロイドβペプチド蓄積を軽減











 北海道大学は11月20日、植物
由来のセラミドがアミロイドβ
ペプチド(Aβ )蓄積を軽減さ
せることを、疾患モデルマウス
を用いた実験で発見したと発表
しました。この研究は、同大大
学院先端生命科学研究院産業創
出部門の五十嵐靖之招聘客員教
授、湯山耕平特任准教授らの研
究グループによるものです。研
究成果は「Scientific Reports」
に掲載されました。

アルツハイマー病(AD)は主要
な老年期の認知症性疾患であり、
予防法・治療法の確立が望まれ
ています。AD発症にはさまざま
な要因が関与していますが,脳
内でのAβ 蓄積増加が主な原因
と考えられており、脳内Aβ レ
ベルを制御することが治療・予
防戦略のひとつとして有望視さ
れています。これまでに、五十
嵐教授らの研究グループは、培
養細胞とADモデルマウスを用い
た実験で、神経細胞から放出さ
れる二重膜で構成されたナノ顆
粒エクソソームがAβ を除去す
る能力を持つことを明らかにし
ています。これらの知見から、
研究グループはエクソソーム依
存性Aβ 分解系の促進というア
プローチを用いたAD予防法の確
立を目的に研究を進めており、
同研究では新たに発見したエク
ソソーム産生を促進する分子の
ひとつである植物セラミドの効
果をADモデルマウスの実験で検
証しました。

今回、研究グループは、実験材
料の植物性セラミドとしてコン
ニャク芋から精製したセラミド
(グルコシルセラミド)を使用
しました。コンニャク芋由来セ
ラミドは、機能性食品素材とし
て美肌目的のサプリメントや飲
料に配合されている脂質成分で
す。ADモデルマウスには脳内で
Aβ を過剰発現するAPP トラン
スジェニックマウスを使用しま
した。同マウスに植物セラミド
1日1mg量を2週間継続的に経口
投与した後、Aβ 病理とエクソ
ソーム量を解析しました。ADモ
デルマウスに植物セラミドを経
口投与した結果、大脳皮質や海
馬領域でAβ 濃度の低下とアミ
ロイド斑(老人斑様のAβ沈着)
が減少しました。海馬領域では
シナプス障害の抑制も観察され、
行動実験では短期記憶の改善が
認められました。また、同じ脳
標本中のエクソソームを解析し
たところ、神経細胞由来のマー
カー蛋白質の増加が見られたと
いうことです。

今回の実験で、植物セラミドの
経口摂取によりADのようなAβ
関連病理が低減することが実証
され、また、植物セラミドの作
用でエクソソーム依存性Aβ 分
解を促進させる可能性を示唆す
る結果が得られました。 脳内A
β蓄積の抑制は、AD予防の有効
な戦略とされており、同研究で
得られた新たな知見は、機能性
食品素材や新薬開発につながる
可能性があるということです。
今後、研究グループは、ヒト介
入試験による植物性セラミドの
認知機能改善効果の検証を実施
する予定だとしています。

認知症予防について解説してい

る動画です。

 

 

 

 



 懸賞について検証することは、
憲章についても顕彰となる。笑















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2】 AYA世代のがん患者の交流サロン『Friend』が開催














 15~39歳のAYA(Ad
olescent and Y
oung Adult=思春期
と若い成人)世代でがんを患っ
た人や家族が、自身の体験を話
したり情報を交換したりする「
AYAの交流サロン『Frie
nd』」が11月15日、富山市内
で開かれます。不安や悩みも打
ち明けて気分を変える場をつく
ろうと、県がん総合相談支援セ
ンターが企画しました。「がん
のことって、なかなか話せない
んですよね」。高岡市の公務員、
畠香織さん(41)と上市町の高
校非常勤講師、寺井由実さん(
37)は口をそろえて言っていま
す。

 畠さんは33歳で耳の下の唾液
(だえき)腺に悪性腫瘍(しゅ
よう)ができる耳下腺がんと診
断されました。寺井さんは小学
6年で悪性リンパ腫を患いまし
た。現在は「こうして生きてい
る毎日が幸せ」と言えますが診
断された時は2人とも、自分の
置かれた状況がすぐには理解で
きなかったということです。そ
して、治療や学業、仕事や将来
など、不安や悩みは尽きません
でした。寺井さんは「人生の選
択肢が狭まっている感じしかし
なかった」と振り返っています。

 それでも、思いを家族や友人
に打ち明けることはできません
でした。畠さんは「同情させて
しまうだけだと思っていた」と
言っています。

 2人は15日の交流サロンに参
加する予定です。それぞれの経
験を踏まえて、畠さんは「人に
よって状況も悩みも様々。心の
荷物を少しでも軽くするために
力になりたい」。寺井さんは「
同じように苦しい思いをした人
と話すことで少しでも気持ちが
軽くなれば」と話しています。

 また、2人は県の「がんピア
サポーター」養成講座を受講し
ていています。がんピアサポー
ターは、同センターや病院でが
ん患者さんの不安や悩みを聞い
たり、学校や企業で自身の体験
談を話したりする人のことです。
県の講座を経て活動するがんピ
アサポーターは今月10日時点で
90人います。2人は今年度中の
資格取得を目指していて、今後
も患者さんに寄り添っていくこ
とにしています。

 交流サロンは12月15日午後1
時半から、富山市安住町の県総
合福祉会館「サンシップとやま」
で。無料です。栄養士による食
事のアドバイスもあります。問
い合わせは同センター(076・
432・2970)まで。

AYA世代のがん体験者のインタ

ビュー動画です。

 

 

 

 



 視覚を研ぎ澄まして、死角を
なくし、資格を獲得する。笑














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編集後記




 北海道大学が11月20日、植物
由来のセラミドがアミロイドβ
ペプチド(Aβ )蓄積を軽減さ
せることを、疾患モデルマウス
を用いた実験で発見したと発表
したのは、素晴らしい業績です。
植物セラミドの経口摂取により
ADのようなAβ 関連病理が低減
することが実証され、また植物
セラミドの作用でエクソソーム
依存性Aβ 分解を促進させる可
能性を示唆する結果が得られた
のは、本当に喜ばしい限りです。
 15~39歳のAYA(Ad
olescent and Y
oung Adult=思春期
と若い成人)世代でがんを患っ
た人や家族が、自身の体験を話
したり情報を交換したりする「
AYAの交流サロン『Frie
nd』」が11月15日、富山市内
で開かれたのは素晴らしいこと
です。AYA世代でのがん患者
さんは、不遇としか言いようが
ありません。高齢者のように、
お金を持っている訳でもなく、
働いて当然というストレスフル
な環境が与えられているという
ように認識しています。

 帯剣する体験をした。笑















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