診療マル秘裏話  号外Vol.1690 令和2年1月5日作成

作者 医療法人社団 永徳会 藤田 亨




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目次
 
1)増加中の成人百日咳は感染拡大を招く危険性有
2)異所性脂肪蓄積で糖尿病やメタボリックシンドローム惹起














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 医療界のトピックスを紹介するこのメールマガジンは
1週間に1回の割合で発行しています。もっと回数を増や
して欲しいという要望もあるのですが、私の能力のなさ
から1週間に1回が限度となっています。これからも当た
り前の医療をしながら、なおかつ貪欲に、新しい知識を
吸収し読者の皆様に提供してゆきたいと思っております。
不撓不屈の精神で取り組む所存ですのでどうかお許し下
さい。

 









 
1】 増加中の成人百日咳は感染拡大を招く危険性有











 百日咳菌に感染して発症し、
せきの発作など特有の症状を示
す百日咳。乳児が感染すると重
症化しやすい。近年は大人の感
染例が増えており、症状が軽い
だけに、気付かないまま感染源
になる可能性があります。国立
感染症研究所(東京都新宿区)
感染症疫学センター第一室の神
谷元主任研究官は「せきが長引
く場合は、早めに受診してほし
い」と呼び掛けています。百日
咳は、咳が数週間から数カ月続
くのが特徴です。感染力が非常
に強く、つばなどからの飛沫(
ひまつ)感染や接触感染などで
うつります。

 近年は大人の感染例が増えて
問題となっています。その数を
正確に把握するため、厚生労働
省は2018年1月から全医療機関
に患者さんの届け出を義務付け
ました。

 2018年の年間患者数は約1万
2000人でした。別のデータで患
者さんの年齢別の内訳を見ると、
6カ月未満が5%、6カ月~5
歳未満が6%、5~15歳未満
が65%、20歳以上が21%
と、学童期の小児や大人が多い
とされています。

 百日咳を予防するため、生後
3カ月から90カ月(7歳半)
未満の間に計4回の定期接種が
行われています。しかし、ワク
チンの効果は長続きせず、4~
12年で減弱することが分かっ
てきました。「定期接種を受け
た小学生や中高生の患者が増え
ていますが、それは接種から時
間がたつと免疫効果が弱まるか
らです」と神谷主任研究官は言
っています。そのため、就学前
の小児への追加接種が検討され
ているということです。大人の
場合、咳が長引きますが百日咳
特有のせき発作がないため気付
かないまま感染拡大を招く危険
性があります。免疫が十分でな
い乳児に感染すると、低酸素脳
症を起こすなど重症化する場合
もあります。特に生後6カ月未
満の乳児は死亡リスクが高いた
め、注意が必要です。

 神谷主任研究官は「海外では
妊婦に予防ワクチンの接種を推
奨または定期接種化することで
効果を上げている国もあります」
と話しています。妊婦がワクチ
ンを接種すると胎児にも抗体が
移行するため、生後直後の感染
予防が可能だということです。

 その上で、「乳児が百日咳に
感染すると、治療しても激しい
咳からくる呼吸困難などで、命
を落とす危険性もあります。子
どもを守る手段の一つとして、
大人が百日咳を予防することが
大切です。乳児の家族や乳児と
接触する機会の多い人は、ワク
チン接種を検討してください」
とアドバイスしています。

2年前の百日咳について解説し

ているニュース動画です。

 

 

 



 拳闘の試合で健闘することを
検討する。        笑













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2】 異所性脂肪蓄積で糖尿病やメタボリックシンドローム惹起














 皮下脂肪や内臓脂肪と異なり、
肝臓、筋肉などに蓄積し第三の
脂肪と呼ばれる「異所性脂肪」。
この脂肪がこれらの臓器などに
たまると、肥満でない人でも糖
尿病やメタボリックシンドロー
ムを起こしやすくなります。生
活習慣病を引き起こすメカニズ
ムや予防法について、順天堂大
学医学部付属順天堂医院(東京
都文京区)糖尿病・内分泌内科
の田村好史准教授に聞きました。
日本人は欧米人に比べ、肥満で
なくても生活習慣病を発症する
人が多いとされています。その
原因として近年注目されている
のが異所性脂肪が異所性脂肪で
す。田村准教授は、「脂肪組織
以外のさまざまな臓器に蓄積し
た脂肪」と説明しています。

 食事から取ったエネルギーの
うち消費されず余った分は、ほ
とんどが中性脂肪として皮下や
腹部の脂肪組織に蓄積されます。
しかし、過去10年にわたる研
究から、脂肪組織以外の肝臓、
膵臓(すいぞう)、心臓、筋肉
にもたまることが分かってきま
した。

 代表的なのは「脂肪肝」や「
脂肪筋」です。肝臓や筋肉に脂
肪が蓄積した状態で、細胞や臓
器の機能障害をもたらします。
田村准教授は「異所性脂肪が蓄
積すると、血糖値を下げる役割
を果たすホルモンであるインス
リンの働きを低下させ、インス
リンの効きが悪くなるインスリ
ン抵抗性と呼ばれる状態を招い
て糖尿病やメタボを引き起こし
ます」と話しています。「日本
人を含むアジア人は欧米人に比
べ、異所性脂肪がたまりやすく、
それほど太っていなくても高い
割合で蓄積します」と田村准教
授は言っています。肥満度を示
す体格指数(BMI)が23.5~
25.0の肥満でない日本人男性の
33%に脂肪肝が認められたとの
報告もあります。

 異所性脂肪の蓄積は、肥満と
同じく「脂肪分の多い食品や炭
水化物を取り過ぎている人や運
動不足の人に起こりやすい」と
指摘しました。さらに、「血液
検査で中性脂肪値が高い人、善
玉コレステロール(HDL―C)
値が低い人、ALTなどの肝機
能検査値が高い人なども要注意
です」ということです。

 予防法としては、「高脂肪食、
高糖質食(果物を含む)を取り
過ぎず、定期的な運動を心掛け
ましょう。細切れでもよいので、
通勤や家事も含めて短時間の歩
行を積み重ね、歩数にすると1
日8000~1万歩(時間に換算す
ると約80~100分)程度の
運動を行うことが望ましい」と
言っています。自転車なら、少
し息が切れるくらいのスピード
で15~20分こぐと約2000歩に相
当するということです。

異所性脂肪について解説してい

る動画です。

 

 

 

 



 菅さんが換算すると来院数は、
下がり、閑散とした。   笑













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編集後記




 百日咳菌に感染して発症し、
せきの発作など特有の症状を示
す百日咳。乳児が感染すると重
症化しやすい。近年は大人の感
染例が増えており、症状が軽い
だけに、気付かないまま感染源
になる可能性があるということ
で恐ろしいことだと思います。
ちなみに、百日咳菌は、細胞内
感染する菌なので、ペニシリン
系やセフェム系抗生物質は無効
です。ミノマイシンやニューキ
ノロン系抗生物質でないと効き
ません。咳が出て喉が痛いから
と言ってペニシリン系やセフェ
ム系抗生物質を内服していると
いつまでたっても咳が治らず、
感染拡大が酷くなる可能性が高
いと思われます。
 皮下脂肪や内臓脂肪と異なり、
肝臓、筋肉などに蓄積し第三の
脂肪と呼ばれる「異所性脂肪」。
この脂肪がこれらの臓器などに
たまると、肥満でない人でも糖
尿病やメタボリックシンドロー
ムを起こしやすくなるという事
ですが、予防法としては高脂肪
食、高糖質食(果物を含む)を
取り過ぎず、定期的な運動を心
掛けるということに尽きるよう
です。  細切れでもよいので、
通勤や家事も含めて短時間の歩
行を積み重ね、歩数にすると1
日8000~1万歩(時間に換算す
ると約80~100分)程度の
運動を行うことが望ましいよう
です。食事と運動、基本的生活
習慣の見直しを行いましょう。

 家事をしていて、火事になっ
た。           笑













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