診療マル秘裏話  号外Vol.1694 令和2年1月10日作成

作者 医療法人社団 永徳会 藤田 亨




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目次
 
1)僧帽弁閉鎖不全症で人工心肺不要の国内初手術
2)心因性発熱は心理的ストレスで体中心部の温度上昇














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 医療界のトピックスを紹介するこのメールマガジンは
1週間に1回の割合で発行しています。もっと回数を増や
して欲しいという要望もあるのですが、私の能力のなさ
から1週間に1回が限度となっています。これからも当た
り前の医療をしながら、なおかつ貪欲に、新しい知識を
吸収し読者の皆様に提供してゆきたいと思っております。
不撓不屈の精神で取り組む所存ですのでどうかお許し下
さい。

 









 
1】 僧帽弁閉鎖不全症で人工心肺不要の国内初手術











 大阪大の澤芳樹教授(心臓血
管外科)らのグループは12月16
日、心臓の僧帽弁が完全に閉じ
なくなる「僧帽弁閉鎖不全症」
の患者さん2人に対し、人工心
肺を使わない国内初の手術をし
たと発表しました。手術後の経
過は順調といい、澤教授は早期
治療や患者の負担軽減につなが
るとしています。僧帽弁閉鎖不
全症は、左心室の筋肉と弁をつ
なぐ糸状の腱索が緩んだり、切
れたりするなどして弁が完全に
閉まらなくなる病気です。隙間
から血液が逆流し、心不全など
を引き起こす恐れがあります。
澤教授らによると、患者さんは
60代と70代の男性で、4日に手
術を受けました。左胸に開けた
穴から特殊な器具を心臓に通し、
糸を使って腱索を修復しました。
弁の機能を回復させました。こ
れまでは人工心肺を使い、患者
さんの心臓を止めて手術してい
たため、一時的な心機能の低下
や、脳梗塞など合併症のリスク
もありました。新たな方法では、
持病などで人工心肺の使用が難
しい患者も手術が可能になると
いうことです。澤教授は「心臓
を止めず、体の負担を小さくす
る方向に心臓手術は向かってい
る。患者2人も大変元気になっ
ている」と話しました。

僧帽弁閉鎖不全症の症状と治療

について解説している動画です。

 

 

 



 腱索を修復する方法を検索し、
教授に献策した。     笑












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2】 心因性発熱は心理的ストレスで体中心部の温度上昇














 「心因性発熱」とは、心理的
ストレスにより体の中心部の温
度が、上昇する状態を指してい
ます。解熱薬が効かないだけで
なく、倦怠感や不眠、頭痛、腹
痛などのストレス性の不調を伴
うことが多いため、たとえ体温
の上昇がわずかでも、本人にと
っては苦痛となります。国際医
療福祉大学病院(栃木県那須塩
原市)心療内科の岡孝和部長に
聞きました。ストレスによって
生じる心因性発熱には、二つの
タイプがあります。一つは、学
校に行くなど特定のストレス状
況で一時的に高熱が出るタイプ
で、時に40度近くに達します。
代謝の盛んな10代の子どもに多
いとされています。

 もう一つは、慢性的にストレ
スフルな状況が続く中で、38度
前後の微熱が持続するタイプで
す。仕事や家事、育児、介護な
ど複数のストレスが重なって生
じることが多く、成人によく見
られます。自律神経が乱れやす
い思春期の患者では、朝起きら
れないなどの症状を訴える起立
性調節障害を併発しているケー
スも多いということです。

 ストレス要因で最も多いのは、
過剰適応(周囲の期待などから、
無理を続けてしまう傾向)や過
重労働です。さらに家族の不和
や家庭内暴力、学校でのいじめ、
発達障害などの精神疾患に関連
した緊張状態の持続が関係して
いる場合もあります。

 熱の出る仕組みが風邪を引い
たときとは異なるため、医療機
関で血液検査を受けても異常は
見つからず、解熱薬が効かない
のが特徴です。特に子どもの場
合、熱があるわりには元気そう
に見えるため、仮病を疑われる
ケースすらあります。しかし、
岡部長は「心因性発熱患者は、
熱が出るほどのストレスを感じ、
ストレス反応として体温を上げ
ているので、相当のエネルギー
を消耗しています。そのため、
わずかな体温上昇であってもつ
らいのです」と強調しています。
発熱を訴え受診するのは、子ど
もなら小児科、大人なら内科が
一般的です。発熱を生じるさま
ざまな病気が除外され、心因性
が疑われたら、より専門的な医
療機関を受診することになりま
す。

 治療は、ストレスを緩和する
薬物療法と、生活指導や環境調
整、リラクセーションの練習な
どを、患者さんごとに組み合わ
せていきます。併発する病気が
あれば、その治療も進めます。

 「子どもの場合は、学校で発
熱した時の対処法(何度になっ
たら体育を休む、帰宅するなど)
を、事前に医師と家族や学校側
でよく話し合って決めておくと
安心です」。体温が上昇してい
るので、熱中症になりやすい点
にも留意が必要だということで
す。

 岡部長は「心因性発熱と診断
されたら、専門的治療を受ける
と同時に、今までの生活を見直
すことが大切です。家族や周囲
は、本人のストレスや緊張状態、
精神的負担感が軽くなるよう理
解と協力をしてください」と呼
び掛けています。

不明熱について解説している

動画です。心因性発熱は、ここ

に入っておらず、除外診断にな

ります。

 

 

 



 金鳥の蚊取り線香で緊張を解
く。           笑














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編集後記




 大阪大の澤芳樹教授(心臓血
管外科)らのグループが12月16
日、心臓の僧帽弁が完全に閉じ
なくなる「僧帽弁閉鎖不全症」
の患者さん2人に対し、人工心
肺を使わない国内初の手術をし
たと発表したのは、素晴らしい
業績です。澤芳樹教授は、再生
医療だけではなく弁膜症の治療
の改良に取り組んでおられた様
です。心臓外科だから当たり前
とお考えになる医師もいるかと
思いますが、患者さんのことを
考えているからこそ、こうした
治療法の改良が出現してくるの
だと思います。外科的治療自体
患者さんに大きな侵襲となりま
す。それを少しでも軽くして、
患者さんの回復が早くなるよう
にという温かい心が伝わってき
ます。
 「心因性発熱」とは、心理的
ストレスにより体の中心部の温
度が上昇する状態を指していて、
解熱薬が効かないだけでなく、
倦怠感や不眠、頭痛、腹痛など
のストレス性の不調を伴うこと
が多いため、たとえ体温の上昇
がわずかでも、本人にとっては
大きな苦痛となる可能性を忘れ
てはなりません。 ストレスは、
悪いものと考える人が多いよう
ですが、過剰なストレスが悪い
のであって、ストレス自体が悪
い訳ではありません。 むしろ、
適度なストレスは、人間にとっ
て必要なものです。ストレスが、
ない環境で人間は生きていくこ
とができないのです。無くては
ならないが、過剰になってもい
けないという取り扱いが難しい
ものであると言えるでしょう。

 過剰な条件を箇条書きをする。

















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