診療マル秘裏話  号外Vol.1754 令和2年3月20日作成

作者 医療法人社団 永徳会 藤田 亨




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目次
 
1)褥瘡(床ずれ)予防のノウハウ可視化する実証実験
2)新型コロナウイルスの検査キットの開発に着手















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 医療界のトピックスを紹介するこのメールマガジンは
1週間に1回の割合で発行しています。もっと回数を増や
して欲しいという要望もあるのですが、私の能力のなさ
から1週間に1回が限度となっています。これからも当た
り前の医療をしながら、なおかつ貪欲に、新しい知識を
吸収し読者の皆様に提供してゆきたいと思っております。
不撓不屈の精神で取り組む所存ですのでどうかお許し下
さい。

 









 
1】 褥瘡(床ずれ)予防のノウハウ可視化する実証実験











 凸版印刷は2月21日、褥瘡(
床ずれ)予防のノウハウを可視
化することで、医療や介護現場
における看護・介護者の負荷軽
減や人手不足の解消を目指す実
証実験を同日から奈良県立医科
大学で開始したと発表しました。
消費電力が少なく広域通信でき
る次世代無線技術「LPWA(
ローパワー・ワイドエリア)」
の規格の一つ「ZETA(ゼタ)」
を使い、ベッドの脚に設置した
センサーでベッド上の力のかか
り具合や寝ている方向などを把
握します。3次元(3D)セン
シングにより患者さんの姿勢の
推定や荷重の検知を行います。
褥瘡予防との相関関係を人工知
能(AI)で論理的に推定する
ことを目指します。

 他の医療機器への影響が少な
く低価格なことから、病院や施
設内に容易に設置できるZET
Aを使用することで、センシン
グした情報を集約し、遠隔から
リアルタイムで見守りも行いま
す。成果を活用し、将来的には
在宅介護における家族支援への
サービス展開につなげたい考え
です。

褥瘡について解説している動画

です。

 

 

 

 



 会社の沿革を遠隔操作する。














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2】 新型コロナウイルスの検査キットの開発に着手











 東ソーは2月21日、新型コロ
ナウイルスの検査キットの開発
に着手したと発表しました。検
査時間に3時間半以上を要する
PCR法とは異なる独自の検査
技術「TRC法」を使い、自動
で約50分以内に陰性か陽性かを
判定できる試薬の開発を目指し
ます。通常2年程度かかる実用
化の期間をなるべく短縮できる
ようにします。

 東ソーが用いるTRC法は、
RNA(核酸)を直接増幅し、
ウイルス検査の対象となる核酸
を光らせて検出します。核酸の
精製や増幅などの工程を自動化
し、簡便な作業で約50分以内に
診断できる特徴があります。新
型コロナウイルス検体を持つ国
立感染症研究所などと連携し、
早期の開発を目指します。

 TRC法はすでに結核やノロ
ウイルスなどの検査に使われて
います。東ソーは専用の検査装
置を大学病院や医療機関に納入
ずみで、新型ウイルス向けも実
用化できれば医療機関で診断で
きます。一方で承認を得るまで
には2年以上を要します。厚生
労働省はSARS(重症急性呼
吸器症候群)流行時、検査キッ
トの審査を特定的に加速した経
緯もあります。同社では再流行
のリスクも踏まえて開発期間を
なるべく縮めます。

 新型コロナウイルスの検査を
めぐってはPCR検査向けにロ
シュやキアゲンの試薬がすでに
使われており、タカラバイオも
供給を始めています。このほか
に富士フイルムホールディング
ス子会社の富士フイルム和光純
薬もPCR法検査向けの試薬開
発に乗り出し、感染拡大にとも
なう試薬の供給不足に対応する
考えです。

 PCR法以外では栄研化学、
デンカ、東ソーが開発に名乗り
を挙げ、迅速PCR法について
杏林製薬が検討しています。

新型コロナウイルスの検出キッ

トに関するニュース動画です。

 

 

 

 



 試薬の英文に私訳を加えた。
















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編集後記


 凸版印刷が2月21日、褥瘡(
床ずれ)予防のノウハウを可視
化することで、医療や介護現場
における看護・介護者の負荷軽
減や人手不足の解消を目指す実
証実験を同日から奈良県立医科
大学で開始したと発表したのは
素晴らしい企画です。医療や、
介護の現場では、3K職場(その
労働環境・作業内容が「きつい
(Kitsui) 」「汚い (Kitanai) 」
「危険 (Kiken) 」)と言われ、
介護保険の給付が下げられてい
るので、薄給となり、常に人材
不足となっています。それゆえ、
このような負担軽減や人手不足
の解消を目指す実証実験は貴重
と言えるでしょう。
 東ソーが2月21日、新型コロ
ナウイルスの検査キットの開発
に着手したと発表したのは喜ば
しいことです。他にも競争相手
が、いるのに敢えて開発に着手
したのは、火中の栗を拾う行為
になり兼ねません。つまり長い
開発期間を短縮できなければ、
ウイルスの収束がやってきて、
まったく需要がなくなる可能性
があるからです。東京オリンピ
ックが平常どおり開催されるに
は本年、5月下旬の収束が必要
とのことですから、開発期間の
短縮は、大幅にならざるを得な
いと私は推測しています。

 医療機関が開発期間の短縮を
望む。          笑














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