診療マル秘裏話  号外Vol.1755 令和2年3月21日作成

作者 医療法人社団 永徳会 藤田 亨




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目次
 
1)食道がんを招きやすい代表的要因は喫煙と飲酒
2)複雑尿路感染症治療薬のフェトロージャを発売















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 医療界のトピックスを紹介するこのメールマガジンは
1週間に1回の割合で発行しています。もっと回数を増や
して欲しいという要望もあるのですが、私の能力のなさ
から1週間に1回が限度となっています。これからも当た
り前の医療をしながら、なおかつ貪欲に、新しい知識を
吸収し読者の皆様に提供してゆきたいと思っております。
不撓不屈の精神で取り組む所存ですのでどうかお許し下
さい。

 









 
1】 食道がんを招きやすい代表的要因は喫煙と飲酒











 食道がんは、のどと胃の間を
つなぎ、食べものを胃に送る管
状の臓器である食道にできるが
んです。国の統計によれば年間
に2万人あまりがかかり、1万2
千人ほどが亡くなっています。
食道がんを招きやすい代表的な
要因は、喫煙と飲酒とされてい
ます。とくにお酒に弱く、飲む
とすぐに顔が赤くなりやすい人
でリスクが高いとされています。
がん研有明病院消化器外科部長
の渡辺雅之さん(55)は「もと
もと飲めなかったのに、大学の
サークルや職場で飲み会を重ね
るうち、いつしか酒好きに。患
者さんにはそんな人が多い」と
言っています。

 治療は、がんが食道の表面に
ある粘膜にとどまっている場合
は、内視鏡でがんを切除し、食
道を残すのが標準的です。それ
よりも進んでいる場合は、がん
を含む食道と胃の一部を取り除
く手術となることが多いとされ
ています。手術では胸や腹部、
首の一部をそれぞれ切り開く必
要があり、負担が大きいのです。
渡辺さんによると、最近では、
胸部や腹部にそれぞれ数カ所の
穴を開けてカメラや器具を入れ、
がんを切除する鏡視下手術も広
まってきました。胸腔(きょう
くう)鏡手術などとも呼ばれ、
傷が小さめですみ、早めに退院
できるなどの利点があります。

 ただ、一般的な手術と比べた
治療成績などのデータは必ずし
も十分ではないということです。
すべての施設で取り組んでいる
わけではないので、担当医によ
く相談した方が良いでしょう。
手術に先立って抗がん剤治療を
したり、抗がん剤と放射線を組
み合わせたりすることも多いそ
うです。

 肺がんや大腸がんなどの治療
で盛んに使われている分子標的
薬は、いまのところ食道がんの
治療目的で承認されたものがあ
りません。ただ、免疫チェック
ポイント阻害薬の「オプジーボ」
の効果が臨床試験で確認され、
メーカーが食道がんでも使える
ようにと2月21日に承認されま
した。

 喫煙や飲酒は、喉頭(こうと
う)がんや咽頭(いんとう)が
んなどのリスクも高めます。独
協医科大耳鼻咽喉(いんこう)・
頭頸部(とうけいぶ)外科教授
の平林(ひらばやし)秀樹(ひ
でき)さん(64)によると、食
道がんの治療中や経過観察中に
こうした頭頸部のがんが見つか
ることは珍しくない。「声がれ
やのみ込む際の違和感などが続
く場合は、主治医や耳鼻咽喉科、
気管食道科の専門医に相談して
ほしい」と平林さんは言ってい
ます。

食道がんリスクとしての喫煙と

飲酒について解説している動画

です。

 

 

 

 



 食堂で食道がん予防の食材を
眼にした。        笑














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2】 複雑尿路感染症治療薬のフェトロージャを発売











 塩野義製薬は、米国で新規作
用機序を持つ複雑尿路感染症治
療薬「フェトロージャ」を発売
したと発表しました。約100
人の医薬情報担当者(MR)を
通じ、全米の大病院・基幹病院
を中心に同社単独で販売します。
グラム陰性菌についてはカルバ
ペネム系抗菌薬に対する耐性獲
得が問題化するなか、そうした
影響を受けない多剤耐性菌感染
症への有望な治療選択肢になる
との位置付けです。

 適応は「他の治療選択肢がな
い、もしくは限られた18歳以上
の患者のグラム陰性菌による腎
盂炎を含む複雑尿路感染症治療」。
昨年11月14日付で米国食品医薬
品局(FDA)から承認を取得
しています。日本での開発に関
しては、欧米での進捗を踏まえ
計画を決定していく予定です。

耐性菌について、解説している

動画です。

 

 

 

 



 基幹病院で、期間を設定して、
聴かん。         笑












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編集後記


 食道がんは、のどと胃の間を
つなぎ、食べものを胃に送る管
状の臓器である食道にできるが
んであり、国の統計によれば、
年間に2万人あまりがかかり、
1万2千人ほどが亡くなってい
るというのは周知の事実です。
食道がんを招きやすい代表的な
要因は、喫煙と飲酒とされてい
るのも良く知られたことですが、
とくにお酒に弱く、飲むとすぐ
に顔が赤くなりやすい人(アル
デヒド脱水素酵素の働きが悪い
人)でリスクが高いとされてい
るのは、アルデヒドが普通の人
より、代謝されるスピードが遅
く、遺伝子が傷つけられやすい
からだと推測されます。
 塩野義製薬は、米国で新規作
用機序を持つ複雑尿路感染症治
療薬「フェトロージャ」を発売
したと発表したのは喜ばしい事
です。尿路感染症に対する抗生
物質の内、使われる頻度が多か
ったニューキノロン系のタリビ
ッドなどの薬に対しての耐性菌
が問題になっていました。それ
ゆえ新規作用機序をもつもので
あれば、耐性菌は、現在の所、
存在せず。非常に有効性が高い
と思われます。適応は、「他の
治療選択肢がない、もしくは限
られた18歳以上の患者のグラ
ム陰性菌による腎盂炎を含む複
雑尿路感染症治療」ということ
ですが、対象の症例を見つける
のが、難しい可能性は否定でき
ません。

 耐性菌が大勢となる。笑














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