診療マル秘裏話  号外Vol.1758 令和2年3月24日作成

作者 医療法人社団 永徳会 藤田 亨




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目次
 
1)がん診療に関するオンラインセカンドオピニオン外来を開始
2)冠動脈疾患・脳卒中発症のリスクスコアを開発















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 医療界のトピックスを紹介するこのメールマガジンは
1週間に1回の割合で発行しています。もっと回数を増や
して欲しいという要望もあるのですが、私の能力のなさ
から1週間に1回が限度となっています。これからも当た
り前の医療をしながら、なおかつ貪欲に、新しい知識を
吸収し読者の皆様に提供してゆきたいと思っております。
不撓不屈の精神で取り組む所存ですのでどうかお許し下
さい。

 









 
1】 がん診療に関するオンラインセカンドオピニオン外来を開始











 パソコンやタブレット端末を
使い、通院しなくても診察が受
けられる「がん診療に関するオ
ンラインセカンドオピニオン外
来」を、聖隷浜松病院(浜松市
中区)が始めました。200 床以
上の急性期病院では、静岡県内
初の取り組みということです。

 がん治療に際し、かかりつけ
医から診断された病状や治療法
について、他の医師の意見を参
考に最適な治療法を見つけるセ
カンドオピニオン。オンライン
で受けられるのは全国でも数少
ないということです。

 「オンライン診療」にはスマ
ホやパソコンなどを使います。
専門医とビデオ通話で相談する
ため、交通費が軽減されるなど
期待が大きいとされています。
昨年6月には、同院のてんかん
センターに「オンライン専門外
来」が開設され、実績を重ねて
います。今回開設されたのはセ
カンドオピニオン外来です。治
療、検査、投薬は実施しません。
対象となるのは、呼吸器内科、
上部消化管外科、肝胆膵(かん
たんすい)外科、乳腺科、泌尿
器科、耳鼻咽喉(いんこう)科、
腫瘍(しゅよう)放射線科の7
科。これまでよりも幅広い分野
でオンラインでの診療が受けら
れます。

 料金は原則20分で1万1千円。
保険は適用されません。オンラ
イン診療システム「CLINICS 」
から予約します。同院によると、
今後、さまざまな診療科にも広
げていく予定ということです。

 上部消化管外科担当の鈴木一
史院長補佐は「少しでも距離や
時間などのハードルを下げ、患
者さんがよりよい医療を受ける
ための役に立てれば」と話して
います。

セカンドオピニオンと転院の違

いについて解説している動画で

す。

 

 

 

オンライン診療サプリについて

解説している動画です。

 

 

 

 



 開設方法を解説する。笑














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2】 冠動脈疾患・脳卒中発症のリスクスコアを開発











 国立循環器病研究センターは
2月28日、吹田研究のデータか
ら都市部での地域住民を対象と
した冠動脈疾患・脳卒中発症の
リスクスコア(吹田心血管病ス
コア(吹田CVDスコア))を、日
本で初めて開発したと発表しま
した。これは、国循OIC 循環器
病統合情報センター・中井陸運
室長らの研究グループによるも
のです。研究成果は、日本動脈
硬化学会の専門誌「Journal of
Atherosclerosis and Thrombo
sis」に掲載されています。 脳
心血管病は、世界全体における
最大の死亡原因であり、その対
策が急務となっています。予防
ツールとして、欧米では、冠動
脈疾患の発症を予測するリスク
スコアだけでなく、冠動脈疾患
に脳卒中を加えた脳心血管病の
発症を予測するものも開発され、
すでに活用されています。しか
し、日本では欧米と異なり、脳
心血管病の発症全体に占める脳
卒中の割合が冠動脈疾患より高
く、欧米のリスクスコアをその
まま日本人に当てはめても、正
確な予測はできません。また、
日本においても脳心血管病のリ
スクスコアは開発されています
が、総人口の90%以上を占める
都市部の住民(平成27年国勢調
査)を対象としたものは存在し
ませんでした。

吹田研究は、国循が1989年より
実施しているコホート研究で、
大阪府吹田市の住民基本台帳か
らランダムに抽出した吹田市民
を対象としています。全国民の
約90%以上を占める都市部の住
民を研究対象としている点が特
徴であり、その研究結果は国民
の現状に、より近い傾向がある
と考えられています。

研究グループは今回、国民の現
状により近い吹田研究のデータ
を用いて、冠動脈疾患・脳卒中
発症のリスクスコアの開発を行
いました。まず、吹田研究の対
象者(30歳~79歳、男性:3,08
0人、女性:3,470人)において、
冠動脈疾患・脳卒中の発症を20
13年12月まで追跡したデータか
ら、10年以内の冠動脈疾患・脳
卒中発症確率を予測するスコア
を開発しました。同スコアは古
典的な循環器疾患の危険因子だ
けでなく、尿蛋白や心房細動の
有無、心電図所見(左室肥大)
などを含めた予測も可能です。
さらに、各予測因子のカテゴリ
ーの点数を合計することにより、
発症確率を予測することができ
ます。

研究グループは、「本リスクス
コアは、実際の健康診断や診療
の場面で一般的に行われる項目
を用いて、容易に計算可能であ
り、冠動脈疾患・脳卒中の早期
予防に広く活用できるものと考
える。また、脳心血管病に関係
するガイドラインの策定などに
貢献することも期待される」と、
述べています。

国立循環器病センターの食事の

レシピについて解説している

動画です。

 

 

 

 



 容易計算するために用意した
メモ。          笑














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編集後記


 パソコンやタブレット端末を
使い、通院しなくても診察が受
けられる「がん診療に関するオ
ンラインセカンドオピニオン外
来」を、聖隷浜松病院(浜松市
中区)が始めたのは、喜ばしい
ことです。私のクリニックでも
やがてオンラインでがん診療を
行いたいと考えています。今す
ぐは、従業員が少なく収入も少
ないため、難しいのですが患者
さんと画面を通して会話できる
日がくることを夢見ています。
既に先行して行っておられる、
亀田総合病院では、一回の診療
が20万円~30万円したと記憶し
ています。本当に実施できたら、
凄いことだと呆れる日々です。
 国立循環器病研究センターが
2月28日、吹田研究のデータか
ら都市部での地域住民を対象と
した冠動脈疾患・脳卒中発症の
リスクスコア(吹田心血管病ス
コア(吹田CVDスコア))を、日
本で初めて開発したと発表した
のは、素晴らしい業績です。脳
心血管病は、世界全体における
最大の死亡原因であり、その対
策が急務となっています。予防
ツールとして、欧米では、冠動
脈疾患の発症を予測するリスク
スコアだけでなく、冠動脈疾患
に脳卒中を加えた脳心血管病の
発症を予測するものも開発され、
すでに活用されているという事
ですから、日本は遅れていると
いう自覚を持つことが先決でし
ょう。

 鮮血が痔核から出るのを自覚
して、尿潜血陽性は、偽陽性で
あることを知った。    笑















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