診療マル秘裏話  号外Vol.1963 令和2年11月19日作成

作者 医療法人社団 永徳会 藤田 亨




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目次
 
1)産学協同咀嚼計が今年のグッドデザイン賞受賞
2)副作用抑制しつつ,パーキンソン病治療可の最新装置













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 医療界のトピックスを紹介するこのメールマガジンは
1週間に1回の割合で発行しています。もっと回数を増や
して欲しいという要望もあるのですが、私の能力のなさ
から1週間に1回が限度となっています。これからも当た
り前の医療をしながら、なおかつ貪欲に、新しい知識を
吸収し読者の皆様に提供してゆきたいと思っております。
不撓不屈の精神で取り組む所存ですのでどうかお許し下
さい。

 









 
1】 産学協同咀嚼計が今年のグッドデザイン賞受賞












 新潟大歯学部と電機大手シャ
ープが開発した咀嚼(そしゃく)
計「bitescan(バイトスキャン)」
が、今年のグッドデザイン賞(
日本デザイン振興会主催)を受
賞しました。耳にかけるだけで
回数などを正確に計測でき、健
康への気づきや生活習慣病予防
などの行動変容につなげられる
点が評価されました。

 バイトスキャンは、フック状
の機器を耳にかけることで、か
む際に動く骨周辺の皮膚との距
離の変化をセンサーが感知し、
咀嚼を計測します。回数のほか
テンポなどのデータがスマート
フォンの専用アプリに自動で送
信され、確認できます。

 2016年にシャープの依頼を受
け、同大歯学部の小野高裕教授
と堀一浩准教授らが、精度確認
などの研究で開発に関わりまし
た。18年12月に製品化、主に研
究機関向けに販売されています。

 小野教授によると、よくかま
ずに食べると体重増加のリスク
が高まることを示す研究結果も
あります。日本でも大正時代に
は「一口30回」が推奨されてい
ましたが、日常生活で、かむ回
数を正確にはかることは難しく
「30回」の根拠はなかったとい
うことです。

 バイトスキャンは耳かけ式で
目立ちにくく、食事中も正確に
計測できデータを集めやすいこ
とが分かっています。このため、
測定回数をもとに、健康維持の
ための正しい目標値を導いたり、
高齢者が誤嚥(ごえん)しにく
い食品を開発したりすることに
つながると期待されています。

 今後は同大医学部と連携し、
かむ回数の指導などが生活習慣
病患者にどのような変化をもた
らすかなどを研究していきます。
小野教授は「咀嚼行動への気づ
きを通じ、回数が少ない人や肥
満を改善したい人を導くなど、
様々な可能性が見えてくる」と
期待しています。

バイトスキャンについて解説し

ている動画です。

 

 

 

 



 意地でも、健康維持を目標と
する。          笑














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2】 副作用抑制しつつ,パーキンソン病治療可の最新装置












 順天堂大学医学部 付属練馬
病院は、副作用を抑えながらパ
ーキンソン病の治療ができる最
新の装置を世界で初めて導入し
ました。脳内神経細胞の異常な
発火パターンを検知した時のみ
脳へ電流を流す仕組みです。従
来の脳深部刺激療法(DBS)
のように電流を流し続ける必要
がないため、しびれや不随意運
動などの副作用改善が期待され
ます。進行期の患者さんが対象
となり、11月ごろには本格的に
治療で用いたい考えです。

 今回導入する「メドトロニッ
クPerceptPC」は、米
医療機器大手メドトロニック社
が開発しました。2020年5月21
日に国内で薬事承認を取得し、
10月1日から保険適用となりま
した。

 パーキンソン病では、脳内の
ドーパミンを生産する細胞が減
少します。神経細胞が異常な活
動により、震えや体の動かしづ
らさなどの症状が出ます。初期
はドーパミン補充薬が治療の中
心になりますが、経過とともに
薬効時間が短くなり、不随意運
動などの症状が出始めます。そ
こで、脳に電極を留置し、結線
した刺激発生装置から脳内に電
流を流すことで、神経細胞の異
常活動を抑制するDBSが用い
られます。

 DBSでは通常、常に電流を
流しますが、しびれや歩行障害
などの副作用の出現や、症状の
悪化につながることもあります。
メドトロニックPercept
PCは脳細胞の異常な活動と程
度を検知し、さらに患者さんが
困っている症状の有無を自ら評
価します。必要な場合のみ刺激
を与えることで、副作用の出現
や電池の消費を抑えることが可
能です。同病院脳神経内科の下
泰司教授は、「患者、症状に合
わせた治療が可能になる」と話
しています。

脳深部刺激療法について解説し

ている動画です。

 

 

 

 



 太閤検地で隠れ田んぼを検知
した。          笑













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編集後記




 新潟大歯学部と電機大手シャ
ープが開発した咀嚼(そしゃく)
計「bitescan(バイトスキャン)」
が、今年のグッドデザイン賞(
日本デザイン振興会主催)を受
賞したのは喜ばしいことです。
現在の所、咀嚼の健康への貢献
については、分からないことだ
らけであるので、そうした疑問
を咀嚼回数の測定などで解析す
るのは、非常に有用な研究であ
ると考えます。咀嚼行動への気
づきを通じ、回数が少ない人や
肥満を改善したい人を導くなど、
様々な可能性を是非追究して頂
きたいものです。
 順天堂大学医学部付属練馬
病院が、副作用を抑えながらパ
ーキンソン病の治療ができる最
新の装置を世界で初めて導入し
たのは素晴らしい試みだと思い
ます。ただ、電極留置の手術が
必要なので、電極留置の手術が
どのようなものなのかについて
も知りたいと個人的には考えて
います。こうした最新鋭の装置
を使わなくても活性水素の吸引
を行うだけで、かなりパーキン
ソン病の症状が和らぐことが分
かっているので、古典的な装置
も捨てたものではないと考えて
います。

 左様な副作用の軽減は注目に
値する。         笑















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