診療マル秘裏話  号外Vol.2242 令和3年10月10日作成

作者 医療法人社団 永徳会 藤田 亨




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目次
 
1)凝固能亢進状態の臨床病理学的及び分子的意義
2)体外設置型の補助人工心臓が、国の承認を取得














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 医療界のトピックスを紹介するこのメールマガジンは
1週間に1回の割合で発行しています。もっと回数を増や
して欲しいという要望もあるのですが、私の能力のなさ
から1週間に1回が限度となっています。これからも当た
り前の医療をしながら、なおかつ貪欲に、新しい知識を
吸収し読者の皆様に提供してゆきたいと思っております。
不撓不屈の精神で取り組む所存ですのでどうかお許し下
さい。

 









 
1】 凝固能亢進状態の臨床病理学的及び分子的意義














 卵巣明細胞ガン(CCC)患者さ
ん268例のデータ(探索データ1
25例、検証データ143例) を用
いて、凝固能亢進状態の臨床病
理学的および分子的意義を検討
しました。

 探索データでの評価の結果、
血栓塞栓状態に関係なく、正常
範囲を超えるDダイマー高値に
無増悪生存期間および全生存期
間の短縮との有意な関連が認め
られた。多変量解析でDダイマ
ー高値と臨床病期が独立した予
後予測因子として特定され、D
ダイマー高値の予後予測的意義
は検証データでも確認されまし
た。Dダイマー高値群では、正
常群に比べさまざまな発ガン経
路の活動性の増加が見られ、階
層クラスター分析でDダイマー
高値の患者さん(57例)は炎症
性腫瘍と非炎症性腫瘍に分類さ
れました。

卵巣ガンについて解説している

講演動画です。

 

 

 



 懸賞金の妥当性を検証する。













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2】 体外設置型の補助人工心臓が、国の承認を取得















 国立循環器病研究センター(
大阪府吹田市)は、医療機器大
手ニプロと共同開発した体外設
置型の補助人工心臓が国の承認
を取得し、公的医療保険が適用
されたと発表しました。従来の
機器に比べて血の塊(血栓)が
できにくく、血液も多く送り出
せるため、重い心不全の治療成
績が向上するとしています。

 この人工心臓は、血液を循環
させるポンプを体外に置くタイ
プです。ポンプの内部で小さな
羽根車が浮いた状態で回転する
構造を採用し、血栓ができるリ
スクが大幅に軽減されました。
血流量も従来の約2倍に増え、
循環不全による肝臓や腎臓の機
能低下も起きにくいということ
です。

 対象は、心筋梗塞や、感染症
による心筋炎などで重症の心不
全になった患者さんで、心機能
の回復を助けるほか、心臓移植
の待機者がポンプを体内に植え
込むタイプの人工心臓を装着す
るまでのつなぎとして使います。

 同センターが2017~18年に行
った治験では、装着した9人中
3人は心機能が改善し、今回の
人工心臓が不要になりました。
他の6人も生存しています。

 開発を主導した巽英介・同セ
ンター先進医工学部門長は「心
臓手術を行う医療機関に広く普
及し、一人でも多くの患者の救
命につながれば」と話していま
す。

このニュースのニュース動画で

す。

 

 

 



 手動でのパソコンの制御を主
導する。         笑













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編集後記



 卵巣明細胞ガン(CCC)患者さ
ん268例のデータ(探索データ1
25例、検証データ143例) を用
いて、凝固能亢進状態の臨床病
理学的および分子的意義を検討
したのは、素晴らしい業績です。
卵巣明細胞ガンは、抗ガン剤が
効きにくく予後不良例が多い疾
患であり、欧米人よりも日本人
に多いことが知られています。
TFPI2 (妊婦の胎盤に特異的に
発現するプロテアーゼインヒビ
ター)は明細胞ガンの患者さん
の血液中に特異的に高い濃度で
存在することが分かっており、
バイオマーカーとなることが、
決まっています。Dダイマーと
ともに予後の予測に役立てて、
頂きたいものです。
 国立循環器病研究センター(
大阪府吹田市)が、医療機器大
手ニプロと共同開発した体外設
置型の補助人工心臓が国の承認
を取得し、公的医療保険が適用
されたと発表したのは、喜ばし
いことです。重症の心不全の患
者さん、特に心臓移植を待つ患
者さんにとっては、大きな福音
になることでしょう。この人工
心臓は、血液を循環させるポン
プを体外に置くタイプです。ポ
ンプの内部で小さな羽根車が浮
いた状態で回転する構造を採用
し、血栓ができるリスクが大幅
に軽減され、血流量も従来の約
2倍に増え、循環不全による肝
臓や腎臓の機能低下も起きにく
いとされているので優れもので
あることは、間違いないようで
す。

 昨日の機能低下の原因を探る。
















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