診療マル秘裏話  号外Vol.2321 令和4年1月10日作成

作者 医療法人社団 永徳会 藤田 亨




★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★











目次
 
1)ジインドリルメタンのアポトーシス・オートファジー惹起作用発見
2)デユシエンヌ型筋ジストロフィー 遺伝子治療薬の契約締結














◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆









 医療界のトピックスを紹介するこのメールマガジンは
1週間に1回の割合で発行しています。もっと回数を増や
して欲しいという要望もあるのですが、私の能力のなさ
から1週間に1回が限度となっています。これからも当た
り前の医療をしながら、なおかつ貪欲に、新しい知識を
吸収し読者の皆様に提供してゆきたいと思っております。
不撓不屈の精神で取り組む所存ですのでどうかお許し下
さい。

 









 
1】 ジインドリルメタンのアポトーシス・オートファジー惹起作用発見













 広島大学は、ブロッコリーな
どに含まれる成分由来のジイン
ドリルメタン(DIM)が,酵母細胞
において、アポトーシスやオー
トファジーを引き起こすことを
発見したと発表しました。

 同成果は、同大大学院統合生
命科学研究科の上野勝准教授ら
によるものです。詳細は米国オ
ンライ科学誌「PLOS ONE」オン
ライン版に掲載されました。

 ジインドリルメタン(DIM) は、
ブロッコリーやキャベツなどの
野菜に含まれる成分が胃の中で
変化してできる物質ですが、動
物モデルで発ガン抑制効果が報
告されたり、ある種のガン細胞
において抗ガン活性があること
が報告されたりしているという
ことです。また、ヒトのガン細
胞にてアポトーシス(細胞死)を
引き起こしたり、オートファジ
ー(細胞の新陳代謝)を引き起こ
したりすることも報告されてい
ますが、生体内におけるDIM の
作用機構はよくわかっていない
ということです。

 そこで今回の研究では、単純
な細胞である分裂により増殖す
る酵母(分裂酵母)を用いた実験
を実施しました。その結果、分
裂酵母においてもオートファジ
ーやアポトーシスが引き起こさ
れることを発見したほか、詳細
解析から、DIM が細胞の核膜に
損傷を与えることも発見したと
いうことです。

 研究グループによると、酵母
とヒトは基本的な生命現象が保
存されているため、酵母で得ら
れた研究成果がヒトにも当ては
まることが期待されるとしてい
ます。

 なお、今後については、「酵
母を用いてDIM がオートファジ
ーを引き起こす機構の詳細な研
究を進めることで、老化や神経
疾患の予防効果のある安全なサ
プリメントや医薬品の開発につ
ながることが期待される」と研
究グループではコメントしてい
るほか、「新たな生命現象の発
見につながったり、新たな抗ガ
ン剤の開発につながったりする
ことが期待される」とも話して
います。

 ブロッコリーについて解説し

ている動画です。

 

 

 



 生命現象の不思議が減少する。
















◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆














2】 デユシエンヌ型筋ジストロフィー 遺伝子治療薬の契約締結














 中外製薬は12月16日、デュシ
ェンヌ型筋ジストロフィー(D
MD)に対する遺伝子治療薬「
SRP-9001」の導入契約をス
イス・ロシュと結んだと発表し
ました。現在、ロシュと米サレ
プタ・セラピューティクス(マ
サチューセッツ州)が開発中で、
契約によって中外は国内独占販
売権を獲得することになります。
薬事申請と販売を担います。中
外にとって初の遺伝子治療プロ
ジェクトとなります。

 筋ジストロフィーについて解

説している動画です。

 

 

 



 神聖なる申請を教会に行った。















◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆













編集後記




 広島大学が、ブロッコリーな
どに含まれる成分由来のジイン
ドリルメタン(DIM)が,酵母細胞
において、アポトーシスやオー
トファジーを引き起こすことを
発見したと発表したのは素晴ら
しい業績です。同じくフィセチ
ンが、植物由来の成分として、
老化細胞除去の作用があり、こ
うした植物の有用な成分が次々
発見されるのは、喜ばしいこと
です。新たな生命現象の発見に
つながったり、新たな抗ガン剤
の開発につながったりすること
を期待したいと思います。
 中外製薬が12月16日、デュシ
ェンヌ型筋ジストロフィー(D
MD)に対する遺伝子治療薬「
SRP-9001」の導入契約をス
イス・ロシュと結んだと発表し
たのは喜ばしいことです。中外
は、ロッシュの子会社なので、
当然のこととはいえ海外の有用
な遺伝子治療薬が、日本の厚労
省への申請を経て、採用される
ことは、患者さんにとって希望
の光が差してきたということだ
と思います。中外にとって初の
遺伝子治療プロジェクトが成功
することを期待したいと思いま
す。

 精巧な機械を製作することに
成功する。        笑















************************

このメールマガジンは以下の配信システムを利用して
発行しています。
  解除の手続きは下記ページよりお願い致します。
「まぐまぐ」https://www.mag2.com/m/0000121810.html
(イジニイワト)

発行者名  医療法人社団 永徳会 皿沼クリニック院長 
藤田 亨
職業    医師の箸くれ(はしくれ)
運営サイト https://www.eitokukaisalanuma.or.jp/
ご意見・ご感想・励ましのお便りお待ちしております。
sara2162@atlas.plala.or.jp
このマガジンの掲載記事を無断で転載・使用すること
を禁じます。