診療マル秘裏話  号外Vol.2540 令和4年9月23日作成

作者 医療法人社団 永徳会 藤田 亨




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目次

1)蛋白質の一つが大腸の過剰な炎症を抑える働き
2)患者脳に蓄積する異常蛋白質画像で捉える技術












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 医療界のトピックスを紹介するこのメールマガジンは
1週間に1回の割合で発行しています。もっと回数を増や
して欲しいという要望もあるのですが、私の能力のなさ
から1週間に1回が限度となっています。これからも当た
り前の医療をしながら、なおかつ貪欲に、新しい知識を
吸収し読者の皆様に提供してゆきたいと思っております。
不撓不屈の精神で取り組む所存ですのでどうかお許し下
さい。

 









 
1】 蛋白質の一つが大腸の過剰な炎症を抑える働き











 蛋白質の一つ「SKAP2」 が、
大腸の過剰な炎症を抑える働き
があるという研究結果を、秋田
大学大学院医学系研究科の田中
正光教授=分子生化学=らの研
究チームが発表しました。潰瘍
性大腸炎やクローン病といった
慢性炎症から発生するガンのメ
カニズムの一端が明らかになり、
効果的な治療につながることが
期待されています。

 研究チームがSKAP2 を欠損さ
せたマウスと通常のマウスに発
ガン剤を投与し、大腸炎を誘発
する薬剤入りの水を与えた所、
欠損マウスには1週間ほどで血
便の症状が見られました。70日
後、欠損マウスの大腸には通常
マウスに比べ3倍の数の腫瘍が
発生しました。腫瘍の大きさも
上回りました。

 またSKAP2 は「SHP‐1」「SP
H‐2」という酵素と結合し、炎
症を引き起こす物質を過剰に作
らせないようにすることも分か
りました。

 炎症を抑える食べ物について

解説している動画です。

 

 

 

 



 過剰な反応を箇条書きした。

















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2】 患者脳に蓄積する異常蛋白質画像で捉える技術















 パーキンソン病や一部の認知
症などの患者の脳に蓄積する異
常な蛋白質を画像で捉える技術
を開発したと量子科学技術研究
開発機構のグループが発表しま
した。病気の早期発見につなが
ることが期待されています。こ
の研究は、量子科学技術研究開
発機構の樋口真人部長などのグ
ループが神経科学の国際的な専
門雑誌に発表しました。

 研究グループは、パーキンソ
ン病や「レビー小体型」と呼ば
れる認知症の患者の脳にたまる、
「αシヌクレイン」という異常
な蛋白質に注目し、これに結合
して微弱な放射線を出す特殊な
薬剤を開発しました。

 そして、同じように「αシヌ
クレイン」がたまる神経の難病
で、筋肉が硬くなり、運動障害
などが起きる「多系統萎縮症」
の患者さん3人に薬剤を投与し
て、特殊な装置で撮影すると脳
の中にこの蛋白質がたまってい
る様子が撮影できたということ
です。

 存命の患者さんの脳の中で「
αシヌクレイン」がたまってい
る様子を確認できたのは世界で
初めてだということで、研究グ
ループはパーキンソン病や一部
の認知症でも早期発見や詳しい
発症のメカニズムの解明につな
がるのではないかと期待してい
ます。樋口部長は「病変がどこ
にどれぐらい見られるかはっき
りさせられれば、疾患を見分け
る精度が格段に上がり、治療薬
の開発などの研究の足がかりに
なっていくと考えている」と話
しています。

 樋口部長は「病変がどこにど
れぐらい見られるかはっきりさ
せられれば、疾患を見分ける精
度が格段に上がり、治療薬の開
発などの研究の足がかりになっ
ていくと考えている」と話して
います。

 レビー小体型認知症の治療に

ついて解説している動画です。

 

 

 

 



 制度の精度を上げる。  笑














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編集後記



 蛋白質の一つ「SKAP2」 が、
大腸の過剰な炎症を抑える働き
があるという研究結果を、秋田
大学大学院医学系研究科の田中
正光教授=分子生化学=らの研
究チームが発表したのは、素晴
らしい業績です。潰瘍性大腸炎
やクローン病といった慢性炎症
から発生するガンのメカニズム
の一端が明らかになり、効果的
な治療につながることを期待し
たいと思います。研究チームが
SKAP2 を欠損させたマウスと通
常のマウスに発ガン剤を投与し、
大腸炎を誘発する薬剤入りの水
を与えた所、欠損マウスには1
週間ほどで血便の症状が見られ、
70日後、欠損マウスの大腸には
通常マウスに比べ3倍の数の腫
瘍が発生し、腫瘍の大きさも上
回ったということなので、この
遺伝子の欠損が腫瘍誘発したこ
とは間違いないと思われます。
 パーキンソン病や一部の認知
症などの患者さんの脳に蓄積す
る異常な蛋白質を画像で捉える
技術を開発したと量子科学技術
研究開発機構のグループが発表
したのは素晴らしい業績です。
研究グループは、パーキンソン
病や「レビー小体型」と呼ばれ
る認知症の患者の脳にたまる、
「αシヌクレイン」という異常
な蛋白質に注目し、これに結合
して微弱な放射線を出す特殊な
薬剤を開発した手法は、エレガ
ントなものです。病変がどこに
どれぐらい見られるかはっきり
させられれば、疾患を見分ける
精度が格段に上がり、治療薬の
開発などの研究の足がかりにな
るというのはその通りだと思い
ます。

 主峰を攻略する手法に長けて
いる。          笑















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