診療マル秘裏話  Vol.781 平成30年11月28日作成

作者 医療法人社団 永徳会 藤田 亨




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目次
 
1)糖尿病性潰瘍の自己多血小板血漿創傷治療システム
2)人工皮膚ペルナック Gプラスを国内で、販売
 














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 医療界のトピックスを紹介するこのメールマガジンは
1週間に1回の割合で発行しています。もっと回数を増や
して欲しいという要望もあるのですが、私の能力のなさ
から1週間に1回が限度となっています。これからも当た
り前の医療をしながら、なおかつ貪欲に、新しい知識を
吸収し読者の皆様に提供してゆきたいと思っております。
不撓不屈の精神で取り組む所存ですのでどうかお許し下
さい。

 








  
1】 糖尿病性潰瘍の自己多血小板血漿創傷治療システム











 ロート製薬株式会社は10月31
日、糖尿病性潰瘍の新たな治療
選択肢として期待される自己多
血小板血漿(PRP:Platelet-Ri
ch Plasma )療法による、創傷
治療システム「TKKT01」の治験
を開始すると発表しました。

 日本では糖尿病患者さんは10
00万人、予備軍も含めると2000
万人以上いると推測されていま
す。糖尿病の合併症のひとつに
糖尿病性潰瘍があり糖尿病患者
さんにおける皮膚潰瘍の有病率
は15%程度にもおよぶとの報告
もあります。高齢化に伴い、糖
尿病患者は増加傾向であり、そ
の合併症の糖尿病性潰瘍患者も
増加が想定されています。糖尿
病性潰瘍が重症化すると、下肢
切断に至ることもあるため、糖
尿病性潰瘍の創傷治療を積極的
に行い、早期から病態の悪化を
防ぐことが重要です。

 近年、海外ではPRP 療法の有
用性が報告されており、今回、
日本でも新しい治療法としてTK
KT01の有効性や安全性等の評価
を行います。 TKKT01は、既存
治療での改善傾向が認められな
い糖尿病性潰瘍の新たな治療選
択肢になることが期待されると
いうことです。

 PRP 療法は患者さんから採取
した血液から血小板を分離濃縮
したPRP を損傷組織に投与する
ことで、PRP 中に含まれる高濃
度の各種増殖因子の作用により
組織の再生を促進します。今回
の治験では、既存治療が奏効し
ない、糖尿病性潰瘍患者さんを
対象として、TKKT01の有効性お
よび安全性を検討します。

変形性膝関節症などでは関節内

注射されるようです。

 

 

 

 



 拳闘の試合で健闘することを
検討した。笑















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2】 人工皮膚ペルナック Gプラスを国内で、販売














 グンゼは10月29日、人工皮膚
「ペルナック Gプラス」を来
年1月から、国内で販売すると
発表しました。アルカリ処理ゼ
ラチンを10%含んだコラーゲ
ンスポンジを採用する事で感染
症対応を強化しました。 共同
開発した京都大学によれば従来
品では十分ではなかった糖尿病
性潰瘍や難治性潰瘍の皮膚再生
にも期待できるとしています。

 Gプラスは、従来品と同様に
ポリグリコール酸(PGA)や
ポリL乳酸(PLLA)などを
使用しています。人体への安全
性に優れています。コラーゲン
スポンジと補強フィルムの2層
性のコラーゲン使用人工皮膚で、
全層皮膚欠損層に貼り付ける事
で埋植部からスポンジ層の空隙
内に侵入した線維芽細胞によっ
て新しい真皮様組織が形成され
ます。

 適用症は従来品と同じく熱傷
III 度、外傷性皮膚欠損、腫瘍・
母斑切除後の皮膚欠損、皮弁採
取部などとなっています。一方
でアルカリ処理ゼラチンを含有
することで、感染症や血行不良
などを理由に従来品では困難で
あった、糖尿病性潰瘍や難治性
潰瘍へも対応できる可能性があ
ります。

 グンゼでは1996年にペル
ナックを開発以来、現場のニー
ズに即した改良に取り組んでき
ました。Gプラスは京都大学医
学部附属病院とともに2005
年から共同研究を開始して今年
4月に承認されました。

 コラーゲンスポンジ単層のも
のと、滲出液排出のためのドレ
ーンスリットを付与した単層タ
イプと2層タイプ、さらには2
層の熱種補強タイプの4種類を
ラインアップしています。グン
ゼが製造し、コンバテックジャ
パンが販売します。 従来品は
欧州や中国、南米、エジプト、
南アフリカなどでも発売されて
おり、Gプラスも、グローバル
展開を視野に入れています。

絆創膏型人工皮膚について解説

している動画です。

 

 

 

 



 懐紙を取り出して茶会を開始
する。笑













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編集後記





 糖尿病性潰瘍の新たな治療の
選択肢として期待される自己多
血小板血漿(PRP:Platelet-Ri
ch Plasma )療法による、創傷
治療システム「TKKT01」の治験
を開始すると発表したのは素晴
らしい試みだと思います。近年、
海外では、PRP 療法の有用性が
報告されており、今回、日本で
も新しい治療法としてTKKT01の
有効性や安全性等の評価を行う
ということですから、日本でも
成果を上げて欲しいと切に願う
次第です。TKKT01は、既存治療
での改善傾向が認められない糖
尿病性潰瘍の新たな治療選択肢
になる事を期待して止みません。
 グンゼは10月29日、人工皮膚
「ペルナック Gプラス」を来
年1月から、国内で販売すると
発表したのは、喜ばしい事です。
アルカリ処理ゼラチンを10%
含んだ、コラーゲンスポンジを
採用する事で感染症対応を強化
しているとのことですので従来
品では十分ではなかった糖尿病
性潰瘍や難治性潰瘍の皮膚再生
にも期待できる製品となってい
るようです。コラーゲンスポン
ジと補強フィルムの2層性のコ
ラーゲン使用人工皮膚で、全層
皮膚欠損層に貼り付ける事で埋
植部からスポンジ層の空隙内に
侵入した線維芽細胞によって新
しい真皮様組織が形成されると
言われているので、発売が待ち
遠しい限りです。

 新しい真皮様組織は、神秘性
を持つ。笑















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