診療マル秘裏話    号外Vol.844 平成29年4月23日作成

作者 医療法人社団 永徳会 藤田 亨




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目次

1)より高度な対応ができる助産師教育課程を新設
2)再生医療に用いるES細胞を人の受精卵から作製















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 医療界のトピックスを紹介するこのメールマガジンは
1週間に1回の割合で発行しています。もっと回数を増や
して欲しいという要望もあるのですが、私の能力のなさ
から1週間に1回が限度となっています。これからも当た
り前の医療をしながら、なおかつ貪欲に、新しい知識を
吸収し読者の皆様に提供してゆきたいと思っております。
不撓不屈の精神で取り組む所存ですのでどうかお許し下
さい。










1】 より高度な対応ができる助産師教育課程を新設











 福島医大は平成35年度、出産
や母子健康管理などでより高度
な対応ができる、助産師の教育
課程を新設します。定員は20
人程度を見込んでいます。県内
で、産科医が不足する中、高い
専門性を持つ助産師を育成し各
地域で、子育て支援の中心的な
役割を担えるようにします。現
在、助産師を養成している福島
市の県立総合衛生学院は34年
度末で廃止し、養成する機能を
統合します。県が、3月29日、
発表しました。
 助産師の養成に向けては、6
年制の医学部と、4年制の看護
学部のいずれからも独立させ、
1年制の「別科」を設ける方向
で調整します。看護学校を卒業
し、助産師の国家資格取得を目
指す看護師らの受け入れを想定
しています。助産についてより
専門的な研究ができるよう、大
学院に、修士課程も設ける方針
です。
 新設する別科では、妊産婦の
健康状態を的確に判断し出産の
際に看護師らに指示できるよう
最新の医療の知識・技術などを
指導します。育児支援教育にも
力を入れ、出産した母子の栄養
管理、地域の保健・医療関係者
と協力した健康指導のノウハウ
などを学んでもらう。
 県内では産科医が不足してお
り、助産師の役割が大きくなっ
ている。県の調査では、県内の
病院などが必要とする助産師数
は、約480人ですが、実際に
確保できているのは約440人
と1割ほど下回っています。
 核家族化に加え、東日本大震
災と東京電力福島第一原発事故
の影響で、妊娠中の健康管理や
育児などに不安を持つ母親は多
いようです。県は重点事業に「
安心して産み育てられる子育て
環境づくり」を掲げており、高
い専門性を持ち、幅広い対応が
できる助産師の育成が、必要と
判断しました。総合衛生学院で
助産師を育てる助産学科は今後、
34年度の入学者まで受け付け、
同年度末に閉科する方針です。
 総合衛生学院の再編では臨床
検査技師を育てる臨床検査学科
は32年度に募集停止し、34
年度末に学科を閉じます。33
年度に福島市のJR福島駅前に
開設される福島医大の新学部に
機能を引き継ぎます。
 同学院の看護学科は32年度、
歯科衛生学科は31年度にそれ
ぞれ募集をやめます。閉科はそ
れぞれ33年度末を予定してい
ます。県は民間の養成施設が代
わりの機能を担えると見込んで
います。
 総合衛生学院は昭和46年か
ら助産師や保健師らを養成して
きました。近年は、医療需要の
変化により定員割れが続き、県
は福島医大と機能統合した上で
廃止すべきと判断しました。

自治医大の看護学部の在学生と

卒業生の声の動画です。




 助産師養成の要請が後を絶た
ない。笑












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2】 再生医療に用いるES細胞を人の受精卵から作製












 再生医療に用いるための胚性
幹細胞(ES細胞)を、人の受精
卵から作製する計画を、京都大
のチームが4月2日までに、厚生
労働省に申請しました。 不妊
治療で使わなかった、受精卵の
提供を受けて、10年で約20種類
の細胞株を作製します。

 2014年に厚労省が、改正した
臨床研究指針に沿ったもので、
4月19日の厚労省の専門家委員
会で審査されます。承認されれ
ば国内初となります。

 ES細胞は人工多能性幹細胞(
iPS 細胞)と同様に様々な組織
に変化する能力を持っています。 
医療用のES細胞は国立成育医療
研究センターが作製したことが
ありますが、指針が改正されて
やり直しになりました。同セン
ターも近く計画を申請する見通
しだそうです。

万能細胞について解説している

動画です。




 商人が証人を承認する。笑










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編集後記



 出産や母子健康管理などでよ
り高度な対応ができる、助産師
の教育課程を新設するのは素晴
らしいことです。産科医が非常
に不足しているので、助産師を
増やして、産科の医療関係者の
負担を少しでも少なくしようと
いう試みの現れと理解しました。
高度な対応ができると言っても
産科医のように手術をすること
はできません。余りに、過酷な
産科の勤務を緩和することが、
できれば、良かったと言える日
が来るのではないでしょうか?
お産をする女性の意識改革が、
必要だと思います。出産は結構
リスクが高いことを知って頂か
ないとこれからも医療訴訟は、
絶えないことになるでしょう。
 再生医療に用いるための胚性
幹細胞(ES細胞)を、人の受精
卵から作製する計画を厚生労働
省に申請したのは、喜ばしい事
です。不妊治療で使わなかった、
受精卵の提供を受けて、10年で
約20種類の細胞株を作製すると
いうことで、幹細胞は、自然に
分化する傾向があるので細胞株
を維持するには、分化を一時的
に停止する措置が必要になる気
がします。 健康な受精卵から
ES細胞を取り出して残りを子宮
に戻すのは、倫理的に問題があ
りますが、不妊治療で使わなか
った受精卵を使い、なおかつ、
子宮に戻さないということであ
れば、何も問題はないのではな
いかと私は考えています。

 出題傾向が高い所を蛍光ペン
でなぞる。笑






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