診療マル秘裏話    号外Vol.845 平成29年4月24日作成

作者 医療法人社団 永徳会 藤田 亨




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目次

1)録音から、睡眠パターンを可視化・評価するAI技術
2)X線画像に発生するアーチファクトをリアルタイムで自動補正
















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 医療界のトピックスを紹介するこのメールマガジンは
1週間に1回の割合で発行しています。もっと回数を増や
して欲しいという要望もあるのですが、私の能力のなさ
から1週間に1回が限度となっています。これからも当た
り前の医療をしながら、なおかつ貪欲に、新しい知識を
吸収し読者の皆様に提供してゆきたいと思っております。
不撓不屈の精神で取り組む所存ですのでどうかお許し下
さい。










1】 録音から、睡眠パターンを可視化・評価するAI技術











 科学技術振興機構(JST)は3月
24日、大阪大学(阪大)の研究グ
ループが、スマートフォン (ス
マホ) やタブレット端末に録音
された音から、個人の睡眠パタ
ーンを機械学習により可視化・
評価する人工知能(AI)技術を、
開発したと発表しました。

同成果は、阪大産業科学研究所
の福井健一 准教授、同大 歯
学研究科の加藤隆史教授らによ
るものです。詳細は、米国人工
知能学会が発行する会議録「AA
AI2017 Workshop Proceedings」
にて公開されました。

睡眠中の歯ぎしりや、エアコン
の音、外を走る自動車のロード
ノイズ、話声などのいわゆる「
睡眠環境音」には豊富な情報が
含まれていることが分かっては
いたものの、室内外のすべての
音が含まれるためノイズの処理
や歯ぎしりや寝返り、いびき等
の「睡眠関連音」の識別が難し
く活用が進んでいませんでした。

今回、研究グループは、複数の
機械学習手法を組み合わせる事
で、高精度に睡眠関連音を抽出
し、睡眠関連音ごとの特徴に応
じて、それらを2次元的に自動
マッピングする手法を考案しま
した。実験の結果、睡眠パター
ンの可視化については、睡眠時
における脳波、呼吸、脚の運動、
あごの運動、眼球運動(レム
睡眠とノンレム睡眠)、心電図、
酸素飽和度、胸壁の運動、腹壁
の運動などを記録する「睡眠ポ
リソムノグラフィ(PSG)検査」
で推定された睡眠段階と高い関
連性があることが示されたとい
うことです。

実験は10名の被験者で実施。い
ずれも関連性を確認したとの事
で、研究グループでは、今回の
成果を応用することで、快適な
睡眠のパーソナル化が可能とな
るとしており、家庭で、手軽に
睡眠を自己管理するスマホやタ
ブレットのアプリケーションソ
フトが開発されれば、睡眠障害
の早期発見や健康増進などにつ
ながることが期待されるとコメ
ントしているほか、歯ぎしりや
いびきなどで示される、個人の
睡眠パターンに応じた照明やエ
アコンの制御などを可能とする
技術への活用なども期待できる
としています。

優秀な睡眠パターンについて

解説している動画です。




 照明の輝度が正確であること
を証明する。笑














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2】 X線画像に発生するアーチファクトをリアルタイムで自動補正














島津製作所は3月24日、同社の
血管撮影システム「Trinias Mi
X」シリーズ向けに、デジタル・
サブトラクション血管造影法(D
SA法)によって取得したX線画像
に発生するアーチファクト(虚像) をリ
アルタイムで自動補正する技術
「Flex-APS(Flexible Auto Pix
el Shift) 」ならびに、心臓カ
テーテル治療(PCI)においてX線
照射量を増加させずに画像上の
ノイズを従来比で約50%低減し
てステントなどの視認性を向上
させるPCI 支援アプリケーショ
ン「SCORE StentShot 」を開発
したと発表しました。



DSA法は、血管に造影剤を注入
する前後でX線撮影を行い、血
管を造影した後の画像から造影
前の骨や臓器の像を減算処理す
ることで、血管のみの像を得る
手法ですが、造影剤注入前後の
撮影で被検者の動きによる画像
のずれが生じると、減算処理後
に虚像が発生してしまうという
課題がありました。Flex-APSは、
被検者の移動方向や移動量をベ
クトルとして捉え、撮影中にリ
アルタイムで画像を自動補正す
る独自技術で従来の平行・回転・
拡大・縮小などの線形補正に加
え、ひねりもしくはねじれ方向
減量や、検査時間の短縮などが
期待できるようになると同社で
は説明しています。



一方のSCORE StentShot は、ス
テントの細径化や生体吸収性ス
テントに関する研究開発の進展
にともない、患者さんの被ばく
を抑えながらデバイスの視認性
を十分に確保することが求めら
れていた血管撮影システムに向
けたもので、新たに開発した心
臓カテーテル治療向け、リアル
タイム画像処理アルゴリズムと
搭載することで、X線照射量を
増加させずに画像上のノイズを
従来より約50%低減することを
可能としたものです。これによ
り、ステントの視認性が高まり、
治療の安全性向上や、治療時間
短縮による低被ばく化につなげ
られるようになると、同社では、
説明しています。

ハイブリッド手技に対応した

血管撮影システムについての

動画です。




 瀟洒なマンションでレーザー
照射の実験を行った。笑











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編集後記


 スマートフォン (スマホ) や
タブレット端末に録音された音
から、個人の睡眠パターンを機
械学習により可視化・評価する
人工知能(AI)技術を、開発した
のは素晴らしい業績といえまし
ょう。睡眠パターンを解析でき
れば、不眠症の治療等に非常に
良い影響を与えるのではないか
と期待されています。
 X線画像に発生するアーチファクト(
虚像) をリアルタイムで、自動
補正する技術および心臓カテー
テル治療(PCI )においてX線照
射量を増加させずに、画像上の
ノイズを従来比で約50%低減し
てステントなどの視認性を向上
させるPCI 支援アプリケーショ
ン「SCORE StentShot 」を開発
したのは、画期的な業績と言え
ましょう。

 ノイズを従来比で約50%低減
することを提言した。笑






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