診療マル秘裏話   号外Vol.987  平成29年10月7日作成

作者 医療法人社団 永徳会 藤田 亨




★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★












目次
  
1)脳内で食欲を抑えられなくなるメカニズム発見
2)医療費が前年度に比べて、1762億円(0.4%)減














◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

 




 
 医療界のトピックスを紹介するこのメールマガジンは
1週間に1回の割合で発行しています。もっと回数を増や
して欲しいという要望もあるのですが、私の能力のなさ
から1週間に1回が限度となっています。これからも当た
り前の医療をしながら、なおかつ貪欲に、新しい知識を
吸収し読者の皆様に提供してゆきたいと思っております。
不撓不屈の精神で取り組む所存ですのでどうかお許し下
さい。

 








  
1】 脳内で食欲を抑えられなくなるメカニズム発見











 脳内で食欲を抑えられなくな
るメカニズムを発見したと基礎
生物学研究所(愛知県岡崎市)
などの研究グループが発表しま
した。 将来は肥満の治療への
応用が期待されるという事です。
9月14日に英科学誌サイエンテ
ィフィック・リポーツに掲載さ
れました。

 食欲は、脂肪細胞から放出さ
れるレプチンというホルモンが
脳の摂食中枢に作用し、コント
ロールされます。肥満の人はレ
プチンの働きが弱くなり、食欲
が抑えられなくなることが知ら
れていましたが、その仕組みは
これまで分かっていませんでし
た。

 新谷隆史准教授(神経生物学)
らの研究グループは、脳細胞内
にある酵素「PTPRJ」がレ
プチンの働きを抑える事を発見
しました。脂肪が増えると、P
TPRJが細胞内で増え、レプ
チンの働きを抑えて食欲を抑制
しにくくなることを解明したと
いうことです。

 同じ条件でマウスを12週間
飼育したところ、PTPRJが
ないマウスは通常のマウスと比
べて摂食量が少なく、体重も約
15%少なかったそうです。また、
全身の脂肪も約4割少なかった
ということです。

 新谷准教授によると、肥満は
糖尿病や心疾患など様々な病気
につながりますが、体重を数%
減らすだけで症状は改善される
ということです。新谷准教授は
「PTPRJの働きを抑えれば、
肥満改善につなげることができ
る」と話しています。 将来、
肥満改善薬の開発につながる可
能性があるということです。

食欲亢進のメカニズムについて

の動画です。

 

 

 



 摂食を抑制するべく接触した。













◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆















2】 医療費が前年度に比べて、1762億円(0.4%)減













 厚生労働省は9月15日、2016
年度に病気やけがの治療で全国
の医療機関に支払われた医療費
(概算)は41兆2865億円で、前
年度に比べて1762億円(0.4%)
減ったと発表しました。減少は
02年度以来14年ぶりです。

 16年度に、超高額のC型肝炎
治療薬「ソバルディ」「ハーボ
ニー」の薬価が約30%引き下げ
られ、薬の値段と薬剤師の技術
料を合計した調剤費が4.8%減少
しました。医療機関に支払われ
る診療報酬が、16年4月の改定
で0.84%引き下げられたことも
影響しました。1人当たり医療
費は前年度より2千円少ない32
万5千円です。

 診療別では、入院が16兆5千
億円で、全体の40.1%を占めま
した。

医療費削減のための解決策に

ついて解説している動画です。

 

 

 



 長坐位で調剤を行う。笑











◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆













編集後記



 脳内で食欲を抑えられなくな
るメカニズムを発見したのは、
素晴らしい業績です。具体的に
は、脳細胞内にある酵素「PT
PRJ」がレプチンの働きを抑
える事を発見しました。脂肪が
増えると、PTPRJが細胞内
で増え、レプチンの働きを抑え
て食欲を抑制しにくくなること
を解明したということですから、
この酵素を抑制することでレプ
チンの働きを復活させることが
できれば、肥満症の治療に応用
可能であると思います。
 2016年度に病気やけがの治療
で全国の医療機関に支払われた
医療費(概算)は41兆2865億円
で、前年度に比べて1762億円(
0.4%)減ったと発表したのは、
良いことだと思います。超高額
の薬の薬価を引き下げたという
のが大きいと思います。入院の
割合が40.1%と高いということ
は、病気が入院しなければなら
ない程まで、ほっておかれてい
るということだと私は考えてい
ます。超高額の薬価を更に引き
さげて、医師の技術料アップに
つなげて頂きたいものです。そ
れは、これだけ医療が日進月歩
で進んでいて、医療情報を使い
こなして患者さんのための診療
をしている医療機関にとっては
当然の報酬であると考えていま
す。

 高い薬価をやっかむ。笑









************************

このメールマガジンは以下の配信システムを利用して
発行しています。
  解除の手続きは下記ページよりお願い致します。
「まぐまぐ」http://www.mag2.com/m/0000121810.html 
(イジニイワト)

発行者名  医療法人永徳会 皿沼クリニック院長 
藤田 亨
職業    医師の箸くれ(はしくれ)
運営サイト http://www.eitokukaisalanuma.or.jp/
ご意見・ご感想・励ましのお便りお待ちしております。
sara2162@atlas.plala.or.jp
このマガジンの掲載記事を無断で転載・使用すること
を禁じます。
ただしお友達への転送はご自由はご自由です。